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カテゴリ:prog rock
初めて来ていただいた方に
感動と郷愁の穏やかな時間が流れていました。 “An Evening with Bill Bruford” ビル・ブルッフォード自伝日本語版出版記念 今日は11時半から始まったので eveningではなくafternoonですけど。 昔はブラッフォードと呼ばれていましたが 本人がブルッフォードと言うので、表記も変えて。 ぼくは全然知らなかったのですが 2009年に彼は自伝を出していました これは↓その表紙、'74年、クリムゾンコンサートでの彼です。 彼はもう引退していますので 今回は、コンサートではなく、講演会とサイン会のみ。 でも、あのビルですよ 近くで見られるだけでも鳥肌もの。 ぼくはクリムゾンのUSAライブを聞いた時 初めて彼のすごさを感じました 高校2年か3年の時です おまけにあの甘いルックス 憧れのミュージシャンでした。 講演会は、ドラムセットの歴史を 彼が自分の経験を交えながら語る、というもの でも、堅苦しくはなくて、時々挟む冗談がなかなかいい。 私の41年のミュージシャン人生を 41分で語らせるとは何事だ(笑) これが最初のジョーク。 一番おもしろかったのは ある日、ジョン・アンダーソンからビルに電話があって ソロアルバムを作るので、手伝ってもらえないか と言われたので、どこで録音するのかと尋ねると カリブ海 それはいい、と引き受けて、約束の日にヒースロー空港に行くと リック・ウェイクマンやスティーブ・ハウもいる。 これじゃイエスじゃないか、とビルが驚いても ジョンは、いや、ぼくのソロアルバムだと言い張る(笑) クリス・スクワイアがいないので ジョンがビルに、ベースは誰がいい?と聞いた時 ビルの答えは、トニー・レヴィンでした。 講演会の最後はABWHのライブ映像 ラウンドアバウトでのビルのソロ 恥ずかしながら、ぼくはこれを見たことはなかったのですが 最新鋭のエレクトロニックドラムを叩きまくるビル 惚れ惚れします 本人も、まんざらではなさそうでした。 通訳付きの講演会だったこともあり 彼はゆっくりとしゃべっていましたが きれいで上品な英語でした oftenをオフトゥンと発音するのがイギリスぽかったです。 姿勢が良くて、たたずまいも素敵 服装はカジュアルなのですが、優しさと品の良さが漂っています。 サイン会は一人につきサインは2回、写真も可 ぼくは1981年のディシプリンツアーの最終日を見てます 浅草国際劇場で音は悪かったけど 今までで最高のコンサートでした。 当時、日記を付けていたぼくは大学4年で 曲によっては、パンクみたいだ、とブーたれています その日記帳には入場券を貼付けています。 ビルはその入場券を見て、驚いていました そして、そのページにサインしてくれたのです ほんの一言二言交わしただけですが その後、少しの間、ちょっと体が震える程ほど感動しました。 Woog: 今、ぼくは神様の前にいるような気分です Bill:そんなことないよ Woog: この日記には、ライブの後、あなたがとても疲れていた、と書いてありますよ Bill: よくあるんだ あの頃のロックスターは、神のごとき人々で 面と向かって話せる時が来るなんて 夢にも思っていませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.23 14:36:58
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