カテゴリ:音楽
加藤和彦さんの死に関する情報が少しずつ出てきました。
スポニチの記事へのリンク ↓ 加藤和彦さん首つり自殺…うつ病が悪化 井筒監督「無理にでも誘っておけば…」 古い友人たちと「最後の晩餐」をやったとか、お世話になった友人にギターを贈ったとか、そういう話を目にすると「覚悟の自殺だったのかなぁ」と思いますが、やっぱり信じられない。 うつ病とか自殺があれほど似合わない人はいないと思うんだよなぁ。 関係者の皆さんの声を読んでも、みんな同じ意見のようだし。 「以前やったことはやらない」 っていう方針は凡人にはキツいけど、彼なら楽々鼻歌まじりでやっちゃってたのかと思ってました。 昨年の冬、ビタミンQのCDが発売される直前、J-WAVEのとある番組に出てたのをたまたま耳にした時もそんな感じでした。 その番組は「エコ」とか「ロハス」とかをウリにしているちょっとナニな感じの番組だったんですけど(^^;;、その番組の対談の中でも冒頭から、 「いや~、ぼくらは全然エコじゃないよね~。いったんスタジオに入ると24時間ず~っと照明もエアコンもつけっぱなしだし、ビールはキンキンに冷やしたやつを大量に用意して、ワインもお料理も美味しいやつをいっぱい用意して、いつでも飲んだり食べたりできるようにしてあるしねぇ。そうやって楽しくやらないと良いものができないからねー(・∀・)」 なんて調子で似非エコ番組ホストをおちょくったりして、すごく元気だった。番組ホストも苦笑いするしかなくて痛快でした。※ あ~、やっぱり信じられない。 そんなに熱烈なファンじゃなかったのに、すごくショックが大きいです。 悲しくてやりきれない。。。。 ※でも今にして思うと、まぁ、その部分もちゃんとカットせずに放送してくれたエコ番組もなかなか太っ腹ですね(^^;; ♪♪♪♪♪ 「悲しくてやりきれない」というと、フォーククルセイダーズのオリジナルバージョンを最初に聴いたときは「なんかベトナムあたりの農民が水牛をひきながらうたうような歌だな」という印象であんまりピンとこなかったんですけど(^^;;、いろんなひとのカバーバージョンを聴く毎にこの曲の魅力がしみじみとわかるようになり、いつの頃からか何かの折につい口ずさんでしまうくらい好きな歌になってしまっていました。 最初に「良いな」と思ったのは吉田拓郎のバージョン。 1977年発表の「ぷらいべえと」に入ってます。 ↓ amazonの視聴コーナーへのリンク フォークロック調の軽~い感じがカッコよかった。 軽~い感じで悲しい内容をうたうってのがグッときちゃったんですね。 「武士は食わねど高楊枝」とか「ホラー映画にオルゴールの可愛いメロディ」とかみたいなミスマッチ感(ちょっと違うか^^?)がカッコよかった。 そんで、次に「良いな」と思ったのが、矢野顕子さんのバージョン。 ていうか、これにはノックアウトされてしまった。(1982年「愛がなくちゃね」所収) こちらで聴けます。 ↓ Youtube動画へのリンク 矢野顕子さんの歌が良いのは勿論ですが、このアレンジ!!! シンセの音色も陰鬱で気だるいギターも超シンプルなドラムも素晴らしい。。。 CDのクレジットをみると「プロデュース・編曲:坂本龍一&矢野顕子」ってなってます。 あぁ、素晴らしい。何度聴いても素晴らしい。 カッコよすぎる。。。 ♪♪♪♪♪ 他にもきっとすごいカバー・バージョンがあるのだろうと思うんですが、ぼくが知ってるのはこれだけ。 でもこうして他の人のバージョンを聴いて曲の良さがわかるようになると、オリジナル・バージョンの良さもわかってくるんですよね。ジミヘンやPPMやザ・バーズを聴いてボブ・ディランの良さがわかる、みたいに。 それはすごいことだよなぁ。 それだけ原曲が良くて、しかもいろんな解釈を許す懐の深さを持ってるってことだもんなぁ。 最後にフォーク・クルセイダーズのオリジナル・バージョンを聴いて、この稿をシメたいと思います。長文、失礼いたしました。 ↓ Youtube動画へのリンク ・・・・今聴いたら、やっぱりこのバージョンが一番グッとくるなぁ。 不意に涙が出てきてしまいました 【参考リンク】 ぷらいべえと/吉田拓郎[CD][紙ジャケット] 送料無料!!【CD】愛がなくちゃね。/矢野顕子 ヤノ アキコ ザ・フォーク・クルセダーズ/紀元弐阡年(CD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Oct 18, 2009 12:09:12 PM
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