小杉谷小学校・中学校跡を抜けると再び永遠続くかと思われる トロッコ道をひたすら歩く歩く・・・ ここは景色がいい訳でもないので 正直厭きて来る・・・ あまり気が付かなかったけどゆったりとした上り坂。 足がだんだん痛くなってきた・・・。 スタートから1時間40分ほど歩いて スタート地点から4.4キロ地点である 楠川分かれに到着。 ここは白谷雲水峡から来た場合の合流地点。 ここからしばらく歩くと・・・ 三代杉に到着! この杉は倒木した杉の木に切株更新が重なり三代にわたり 成長する杉の木。 大きいなぁ~。しばらく眺めて再びひたすら歩く歩く歩く・・・ トロッコ道は代わり映えしないけど たまに出現する手すりの無い橋から見える 小川に心洗われる~ スタートから3時間、8.1キロ地点でやっとトロッコ道の終了! 変化を最初は喜んで受け入れていた! ここにはものすごくキレイに整備されたバイオトイレがあって 水洗でトイレットペーパーも完備のお手洗い。 この先もずーっとお手洗いは無いので行きたくなくても 入っておくことをお薦め! しばらく休憩して縄文杉まではあと2.5キロ!もうすぐじゃん!と 楽勝~なんて喜んでいた・・・ しか~しっっっ ここから地獄の始まりだった・・・ トロッコ道!単調なんてなんて言ってごめんよ~。 単調な道がどれほどラクだったか・・・ 大株歩道入り口からいきなり梯子状の急階段が始まり 足場は悪く道も完全な山道・・・ 今まで以上に一気にペースが遅くなった・・・ 予想外の急勾配な登山道の連続に8キロ近く歩いてきた足は 悲鳴をあげ始めていた ひ~こらひ~こら言いながら 必死に岩にしがみついたりして 登っていく・・・ここになって思い出した・・・ 私、山道苦手だったんだよね! 今頃気が付いても・・・も~う~お~そ~い~ 急勾配の途中左手に大きな杉の木が見えてきた。 翁杉! 屋久島では樹齢千年以上の杉の木を屋久杉と呼び それ以下の若い杉は小杉と呼ばれているらしい。 この翁杉は樹齢2000年~2500年! すごいね。この杉の木は紀元前からここで生きてきたんだ・・・ ちょっと感動。 そして再び歩くっていうか登る! 大株歩道入り口からウィルソン株まで600メートルしかないのに 40分近くかかってしまった! 1941年にアメリカの植物学者アーネスト・H・ウィルソン博士によって 世界に紹介された事からこの名がついた。 切株の中は空洞になっていて(残念ながら撮影禁止!) 入ってみるともの凄く広い! 畳10畳ほどあるらしい。 中には小川が流れていてせせらぎが聞こえ なんとも言えない神秘的な空間が広がっている! まさにパワースポット!不思議な空気が流れていた。 中には木魂神社が祀られててトレッキングの会社などが 登山の安全を祈って島の銘酒!三岳などが奉納されていた このウィルソン株は豊臣秀吉が京都の方広寺の大仏殿を建立にあたって 薩摩藩主の島津氏に伐採させたとの説もあり! 残念ながらこの大仏殿は寛政10年(1798年)に 落雷による火災で焼失してしまったらしい。 ここの周辺が私は一番気に入ってしまったスポットかも! しばらくベンチに座りながら屋久島の自然を堪能した・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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