旅行の為ならなんのその。

シンガポールのタナメラフェリーターミナルから船に乗り込み
４０分ほどでインドネシアのバタム島に船が到着した。



シンガポールからあまり離れていないのにいきなりインドネシア色一色！

船を降りたとたん黄色いお揃いのシャツを着た人たちが

「バタムビューホテルー」と私が今日宿泊する予定のホテル名を
連呼している・・・。

はーい！とその係員さんにホテルバウチャーを見せると
名簿と照らし合わせ「ようこそminnieさーん」と。

私が入国審査代行しますのでパスポートと日本人の方は
ビザ代の１０ドルをお願いしま～すと・・・

はい？あなたが入国審査？？？

あなたはイミグレーションの係りの人？と聞くと

「私はホテルの者です」と・・・

ええ？？？なんだそりゃ？？？

いきなりいる自称ホテルの人という人にパスポート預けるなんて無理よ！

するとシンガポールのパスポート所持のこのホテルに泊まる人たちが
続々とこの係員さんにパスポートを預けて行く・・・

でもさぁ・・・入国審査代行なんてありえないだろ？？？

私がおもいっきり躊躇していると怪しい日本語でいきなり
「ダイジョーブデース」

ええ？？？大丈夫じゃないよ～。

あっという間に私がラスト１名になっちゃった！！！
他の係員さんもホテル行きのバスもう出ま～すという。

思いっきり信用していない私をなだめすかすように
「パスポートはホテルのレセプションでお返しします
私はホテルの○○という者です安心してください」と・・・。

確かに案内されるバスもバタムビューホテルと書かれている
しかももうこのホテルに宿泊する人は
みーんなこの人に何も疑う事無くパスポートを預けて
バスに乗り込んで私が乗り込むのを待っている

パスポート無くなったら困るよなぁ・・・でもこれ以上
みなさんをお待たせ出来ないし・・・と腹を括る。

すると荷物を預けているならタグまで下さいって言う・・・
もう半泣き。もしこの係員さんが偽者だったら私は路頭に迷うじゃないか！！！

貴重品は身につけてるししょうがない！と諦めタグも渡す。

バスに乗り込みでも気持ちはここにあらず・・・
パスポート大丈夫かなぁ・・・
入国審査を代行なんてありえない状況だし大丈夫なの？？？

バスは１０分ほどでホテルに到着。

チェックイン時にレセプションの女性に
パスポートの件を真っ先に聞くと
「大丈夫です。明日のチェックアウトまでホテルでお預かりします」

荷物も後ほどお部屋にお持ちしますって・・・

サービスなんだろうケドいきなり船を降りた途端にパスポートを集め
入国審査代行してくれちゃうまでしてくれるなんて
全然落ち着かないサービスだわ（笑）

お部屋の鍵を貰ってお部屋に入るも荷物もまだ自分の目で見ていないし
パスポートも無いしで全然落ち着かない！

せめて荷物だけでも早く戻って欲しい！！！

３０分ほど待っても荷物がやって来ないので
レセプションまで戻ろうとお部屋を出てエレベーターホールに向かうと

「おーーー！minnieーーー？」と声がかかる。
振り返るとさっきの入国審査代行するってパスポートを集めた
お兄さんだ！！！

何か問題でも？？って問題山積（笑）

一応ここにこの人がいるって事は本当にホテルの人でパスポートは無事なんだよね？
でも荷物が・・・

荷物の事を彼に言うと確認してくるから
お部屋で待ってて！と言うので再びお部屋へ。

５分ほどしてこのお兄さんがお部屋に来たので荷物を持って来てくれたのかと
思ってドアを開けると「荷物はもう少し時間かかるって」との事。

そして何事も無かったかのようにお部屋に入ってきて
お部屋に問題は無い？っていろいろ勝手に説明してくれるので

チップ待ちかしら？とチップを渡そうとすると
「いらないですよ！それよりもあなたとお話したかった」と・・・

はい？？？

「あなたは一人で来たの？」とか「結婚してるの？」とか話しながら
なんだかちゃっかり部屋のソファーに座りだした彼。

ああ・・・別に私一人旅に現地のお手軽彼氏求めてませんわ！！！

この状況は私的には困ってしまったので
彼が出て行ってくれないなら私がお部屋を出るべし（笑）

「荷物が気になってしまってお話する気分になれないので
荷物を自分の目で確認してきます」と部屋を出ようとすると

彼が私のNOサインに気が付いて僕が見てきますから安心してと
お部屋を出てくれた（ほっ）

その後荷物は無事に手元に来てまずは一安心。

でもパスポートの事が気になって気になって・・・
でもレセプションの女性は明日のチェックアウト時に
返却しますと言ったし間違いなく一応パスポートは
このホテルには来ているんだよな・・・と自分を落ち着かせることにした。

あーーーー。疲れた（笑）