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マーチがいない初めての夜。
こんなにこんなにさみしいとは思っていなかった。 耐えられないかもしれないくらいさみしい。眠れない。 マーチの存在がこんなにも私の中で大きかったとは。 覚悟していた想像以上にきつい。本当にきつい。 15年間当たり前のようにいつも隣にいてくれたマーチ。 うれしい時も悲しい時もいつも一緒にいてくれた。 空気の読める子だから私がつらくて悲しい時は ぼくが隣にいるよっていつも慰めてくれていた。 うれしい時は一緒に喜んでくれてしっぽを振りながら話を聞いてくれていた。 私の腕枕が大好きだったからいつもマーチの腕枕をしながら 抱きしめて一緒に眠っていた。 昨日はどんどん冷たくなっていくマーチの体温を 信じたくない気持ちで抱きしめて一晩過ごした。 でもマーチがいてくれたからなんとか乗り越えられた。 でも今日はもうマーチがいない。 今日はどうしても仕事が休めなかったので 夕方から職場に向かった。 働ける気持ちじゃなかったけど無理矢理集中した。 家に帰ってお帰りって喜んでくれるノエルの隣にマーチがいない。 転ぶから危ない!っていつもマーチに怒っていたほど 足元にからみついて喜んでくれるマーチがいない。 甘えん坊のマーチだと思っていたけど マーチのやさしさに甘えていたのは私だったみたい。 マーチ、本当にさみしいよ。どうしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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