旅行の為ならなんのその。

さて、弾丸旅行から今朝帰ってそのまま空港から職場へ直行。

クタクタですが・・・今日はどうしても書きたい事が。

今日はマーチが天国に旅立ったのがちょうど１年前という日。

本当にあっという間だったな。

相変わらずマーチのことを思い出すと涙してしまうんだけど

発想を変えればマーチとお別れして１年と言うよりも

天国でマーチにまた会えるまで１年縮まったと思う事にしようと思う。

マーチとの出会いは私が１９歳の時。

学生だった私はお家に帰ると姉と母が私を見てニヤニヤしていた。

変なお母さんとお姉ちゃんだなぁ・・・と言っていると

何も気が付かないの？と言われ初めて部屋の隅にある

箱に目が行った。

その箱には『わんわんハウス』と書かれていた。

えっ！！！？？？？

その箱を覗くと手の平に収まってしまうほど小さな

マルチーズの幼犬のマーチがちょこんと座っていた。

半年前に先代のマーチを１３歳で老衰で亡くしてしまい

家族中が悲観に暮れていた。

大事な家族同然のペットの死でお別れのあんなつらい思いをする位なら

ペットを飼うのが怖いって少し思っていたんだけど

姉と母がお買い物に行ってペットショップの前を通りかかると

目が合って運命を感じてしまったのは姉だった。

そのままそのペットショップに吸い込まれるように入って

この子を下さいと言って連れて帰ってきたのは姉だった。

お姉ちゃんグッジョブ。

最初は先代がマーチだったからってそのまま又マーチって

つけるなんて先代にもそしてマーチにもダブルマーチに失礼かな？って

みんなで迷ったんだけどやはりマーチと命名する事になった。

ちなみにマーチという名の由来は

マルチーズのマとチでマーチと言う

小学生らしい発想の姉がつけた名前だった。

その名前を引き継いだのが


マーチ2 posted by (C)minnie

マーチだった。

小さな頃から本当に本当に穏やかな子で

先代のマーチの気性はどちらかと言えばノエルに近く

神経質で怒りんぼう。

それがマルチーズなんだと思っていたら

何をされても怒らないし絶対に人間を噛んだ事も無いし

唸った事も無く、本当に穏やかな子でびっくりだった。

姉がお嫁に行くまでは毎晩私と姉でマーチ争奪戦で

一緒に寝るのだ！！！と大騒ぎ。溺愛されて育ったマーチだった。

そして姉がお嫁に行くとマーチは寂しかったらしく

人一倍甘えん坊になり私はマーチを独占できる！！！と大喜びだった。

マーチは我慢強い子で優しい性格なので

本当にマーチには何度も何度も辛い時に助けられたって感謝している。

いつも隣に居てくれてそれだけで私は本当に幸せだった。

ちょうど１年前もう今の時間にはマーチは天国に旅立ってしまっていた。

母が涼しいところに寝かせてあげなさいって言ったけど

寂しがり屋のマーチを一人で寝かせるなんて絶対に出来ないって思った。

明日には永遠のお別れをしなくちゃいけないって判っていたから

私は風邪をひいても構わない。寒かったけど窓を全開にして

マーチを抱きしめて過ごした。

朝になったらお別れしなきゃいけないんだって思ったら

１秒でも惜しんで泣きながらマーチを抱っこしてマーチとお話した。

お話っていうよりも本当にありがとう。大好きだよって言葉しか思いつかなかった。

天国に旅立った体は筋肉が緩んで話しかけてると

たまにのどがクンって鳴ってその度に

死んだフリしちゃった！騙された？ってマーチが目を覚ましたんじゃないかって

考えたかった。そんなワケ無いのは耳の内側のきれいなピンク色が

時間を追うごとに紫色に変色していく事が物語っていたけど・・・

寒くなり始めてた時期だけどやっぱり私の体温で温まっちゃったマーチ

朝になって姉とゆうたがマーチにお別れを言いに来てくれた時に

「マーチくさい。うんちしちゃったの？」なーんて

死をあまり理解していなかったゆうたに言われちゃったのは

本当にごめんね（ははは・・・）

私が体温で温めちゃったからだもんね。

そしてちょうど前日まつげのエクステをしたばかりだった私の目は

ぱんぱんに腫れていたのにまつげだけ異常に目立って

やはりゆうたに「みいみのお目目ヘン！」って言われたなぁ～。

確かに鏡を見たら怖かった＾＾；

私もマーチもぎゃふんだったね・・・。

そして深夜こんな悲しいパソコン検索は初めてだった

マーチを抱きしめながら調べた愛犬を亡くした時にするべき事。

どう火葬するか・・・すっごく悩んだ。

しかし姉と相談して区役所に連絡して区の火葬にしてもらう事を選択した。

先代のマーチもそうだったし

マーチの遺骨を私は絶対に手放せなくなり毎日それを見て私が泣く姿を見て

逆にマーチをこの世に引きとめてしまう事になるのは

マーチがかわいそうと姉に諭されたからだった。

辛かったら私が連絡入れようか？って姉が言ってくれたけど

大好きなマーチの事は責任を持って全部自分でやらなくちゃ

マーチに失礼だって思って泣きながら電話した。

そして時間の調整が付いた区の係りの方からマーチをお昼頃引取りに伺いますと

折り返し連絡が入った。

本当にマーチとの永遠のお別れの時間が決まってしまった。

そして約束どおりお昼頃区の係りの人が

マーチをお迎えにやって来た時のつらさはきっと一生忘れないな・・・

迷惑かけちゃいけないって判っていたけどマーチを引き渡す事が

どうしても出来なかった。

その係りのおじさんはものすごくいい人で

「じゃあ車に乗せるまでやってあげて下さい」と

考えてもすっごく迷惑な私なんだけど

少しでもマーチを抱っこしていられるようにしてくれた。

しかしその車の荷台に直接マーチを置くらしいんだけど

そんな事絶対に出来ないって今考えても迷惑な私。

係りのおじさんもなんかダンボールとかあれば

ひいてあげて下さいって言ってくれて

姉が「マーチのベットがあるのでひいてあげてもいいですか？」と聞いてくれて

慌てて２階の居間まで取りに行ってくれた。

このベットは私が仕事に行っている間に

マーチとノエルがまったり出来ればと新しく新調したものだった

良かった。このベット買っていてって本当に思った。

寒がりのマーチを荷台に直接寝かせるなんて絶対に無理だった。

新しいバスタオルも持ってきてもらってマーチの体を包んで

ベットに寝かせて本当に最後のお別れをした。

姉とゆうたが選んで買ってきてくれたお花も一緒に置かせてもらった。

車が出るって言ってもマーチから離れられなくて

最後はもう無理矢理姉に「マーチだってつらいはずだよ」と

車から引き離された。

もう昨日の事のように思い出せる。

でももう１年経ったんだね・・・。


マーチ1 posted by (C)minnie


マーチ3 posted by (C)minnie


マーチ4 posted by (C)minnie

今でもマーチの事毎日考えちゃうし写真を見て

今日はこんな事があったよってマーチの写真に話しかけちゃう私。


2　モルディブ キレイな海 posted by (C)minnie

新生マーチと旅を始めたのももうすぐ１年だね。

かなり汚れて来ちゃった新生マーチは

今日職場のお隣の一つずつ手作業でベテランの職人おじいちゃんが

手がけてくれるクリーニング屋さんに

すごく大切なぬいぐるみなんですと無理を言ってお願いして

キレイにしてもらえる事になった。

台湾に連れて行くのを忘れちゃったけど（ははは・・・）

これからも一緒に旅をしようね！マーチ。

大好きよ。