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あるブログで紹介されている牛の首という怪談がある。
以下引用させて頂く ----------------------------------------------------- 本日はコメントにてリクエストを頂いた「牛の首」という怪談について調べてみた。 まず挙げられるのが、それはどうやら想像を絶する程恐ろしい怪談であるらしい事。そして、怪談の内容を実は誰も知らないのだという事であった。では「牛の首」という怪談は在るのか無いのかと言われると、これは「在る」と言える。 「牛の首」と題されたこの怪談は、SF作家である小松左京氏の短編小説らしい。とてつもなく怖い話があるのだが、その話の内容はと言うと、誰も知らない……と言うような話だとされる。 まったく怪談奇妙な怪談であるが、正確に事実が描写されている事は間違いない。 さて、これだけでは何なので、最も怖い怪談が「牛の首」であると言い伝えられるその元の話を探してみた。 二つのいがみ合う村があった。片方の村では牛が次々と首を切り殺されるという事件が起こり、もう片方の村では若い女が次々と行方不明になる事件が起きた。お互いの村は、事件の犯人はもう片方の村であると疑っていた。あまりにも被害が続くので、二つの村からそれぞれ見張りを出し、お互いの行動を監視することになった。或る夜、見張りについていた四人は闇夜に牛の頭をした人影を発見した。その場は取り逃がしたものの、誰もがこの牛頭の者こそ事件の犯人に違いないと思った。 幾日か過ぎて、牛が殺される被害のあった村で件の牛頭の者が捕えられた。牛の頭を取ってみればなんと、その村の権力者の息子であったのだ。この男は「さんこにしいな。ほたえるな。わえおとろしい。あたまあらうのおとろしい。いね。いね」と言うばかりで要領を得ない。然し調べてみるとやはりこの男が事件の犯人である事がわかった。彼は自分の村で牛の首を切り、もう一方の村で捕えた女の首を牛の首と変え、その死体と交わっていたのである。権力者はすぐさま牛の首と女の死体を焼却し、村人に緘口令を敷いた。 一向に解決しない事件に納得できないのは女をさらわれた村である。決起した四人がもう一方の村へ抗議しに行った次の日、橋に四人の生首と牛の生首が並べられた。牛頭の者父親である権力者が彼等を殺し、罪を着せたのである。同時にその行為は、自分たちの村人を口止めする効果もあった。村人は「事実を話せば殺される」と恐れ、この話をする者は誰も居なくなった。 天保の飢饉の際、食べられるものを全て食べ尽くしてしまったある村は、最終的に人を殺して食べなければならないまでになった。然し人の形をした者をそのまま殺し食すのに抵抗があった為、人の頭に牛の頭部を被せて殺し、これを「牛追いの祭り」と称して食い繋いだのだと言う。 翌年には年貢の軽減が行われたものの、役人が出向いて調べたところ、既に村の有様は人の生活する場とは呼べぬ修羅場であった為、村は廃村にされ記録から消された。 人が人を食らうという事は二度と再びあってはならない事だが、話して聞かせるには憚られる内容である為、「牛の首」という名の恐怖としてのみ現代に伝えられているのだ。 ある小学校の教師が遠足に向かうバスの中で、生徒達に怪談話をせがまれた。彼が「牛の首」という怪談を話し始めようとすると、俄に生徒達が怯え出し「先生やめて!」と叫んだそうである。しかし教師は何かに取り憑かれでもしたかのように、怪談を続けたと言う。 程無くして、バスの運転手が恐怖のあまり運転を止めた。我に返って回りを見れば、生徒達は一人残らず口から泡を吹き、失神していたのだそうだ。 以来、この教師が「牛の首」の怪談を披露する事はなかった。 また、この怪談に深く関係する妖怪として「件(くだん)」が挙げられる。話に登場する牛頭の男とは逆に、牛の体に人の頭を持つ妖怪である。生まれると三日後には死んでしまうが、その前に必ず予言を残すと言われている。江戸時代には既に登場した妖怪であるが、太平洋戦争中に多く現れ、口を揃えて「日本は負ける」と言ったとの噂がある。 他に、話すと悪い事が起こる、死ぬ、とされ、実際に語られる事の無い怪談に「地獄の牛鬼」というのもあるようだ。 これらの怪談は「誰も知らない怪談」「あまりにも怖い怪談」としての噂自体が、人々の恐怖と興味を煽る事で広まった都市伝説と言えよう。 ----------------------------------------------------- このブログに触発されて小松左京さんの「石」という 作品を図書館で借りてきて現在読書中である。 現在半分くらいを読み終えた感想・・・。 まじ怖くて不思議です。 こんなん始めてです。 是非みなさんも読んでみてください。 正直読んでいて、あまりの不気味さにへこむかも。 でも、やっぱそういわれると読みたくなるのが人間の性です。 面白すぎてページをめくる手が止まらないです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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