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●『アナと雪の女王２』は、女神の物語でした！～ネタバレありの感想です～



こと葉です。^^

ディズニーのアニメーション映画
『アナと雪の女王2』（字幕版）
を鑑賞して参りました♪


劇場公開終了ギリギリのタイミング！
新型コロ那対策のため、電車に乗らずに車で行ける初めての映画館を選んだところ、
観客は10人足らず。
お子さんは、一人だけいたかな？
劇場では、感染対策のため、
席を隣り合わせることなく、一席空けで座ることが義務付けられていました。


ディズニー映画なので、小さな子どもが観ることを前提で作られているわけですが、幼少期に目にするものって、人生に大きな影響を及ぼす気がします。

憧れの像は特に！

2013年に観た一作目が、これからの女性の生き方について描かれていると感じたので、２０１９年バージョンはどうかな？
と楽しみにしていました。


※ここから、多分大いにネタバレしてしまうので、
気になる方は独自に回避をお願いします！



結果は、アレンデール王国の至宝である王女姉妹のエルサお姉ちゃんは、

アセンデッドお姉ちゃんとなり、もはや人間を越えた高貴な女神へ進化。


甘えっ子の妹アナちゃんは、姉離れして、
家庭も持てる自立した女性へとそれぞれアセンションするよ、という描かれ方でした。


手に汗握る迫力のシーンが連続で、
エルサのハイライトシーンでは勝手にもらい泣きもして、楽しかったです！
やったね…みたいな涙でした。




やや不憫なのは、アナの恋人のクリストフの役どころ。

一緒に観た夫のホトケさんと、「どうだった？」と感想を話し始めたとき、
ふたりがまず口にしたのはこのことでした。

見せ場はあるんだけど、いわゆるカッコいい見せ場かというと、
三番手の男役扱いと言いますか。

私としては、まぁ仕方がないんだろうなあと。だってこれは、女神誕生のための物語だから。




この映画では、言うなれば雪の女王ことエルサが、
宝塚の男役トップスターかつヒーローの扱いで、
アナ王女の恋人であるクリストフは、不器用さが強調されて、
クスッと笑わせて息抜きさせてくれる狂言回しの役だったなと思います。
そういう意味では、クリストフは完全にいい仕事をしています。
王女二人では、すぐシリアスに偏りがちなところを、
ナイスバランスにしてくれていました。

男役二番手がもらうおいしい役はというと、
雪だるまのオラフのものだったな～。
彼は知的でユーモアがあって、愛嬌があるという役回し。


しゃべるペット的なオラフより、
多分一人前の社会人男性であるクリストフの重要度というか活躍度が低く設定されているところが、
ううむ２０１９年だよなと感じました。


映画を観た人が、「うん、男性ってこんな感じだよね」とクリストフの描かれ方に違和感を抱かないくらい、
これが今のスタンダードだとしたら。

男性の女神化と、女性の女神化は、今確実に進行していて、私たちはそのプロセスにあるのだなあと思うのです。

この映画は、私にとって、女神の時代を広く周知するような内容でした。


古い男性像のパターンを壊すように、
今回の作品の登場人物の中で、一番真摯に愛する気持ちを口にしていたのは、男性のクリストフでした。
本来、女性性の得意とするロマンス的な愛の表現は、彼の独壇場だった。


一方、女王エルサは、作中で白馬（シーホース）にもまたがってしまい、
もう一人きりで白馬の王子も王女も兼備。
美しさと強さの権化です。
女性性と男性性が高いレベルでバランスがとれている姿を表現していました。

まぁ、この映画を男児が観て、ディズニーランドのビビデバビデブーでエルサのコスプレがしたくなってもしょうがないよねってくらい（そういう記事を読みました）。しびれるカッコよさです。

エルサは、大切なものを守るという男性性も、あきらめない目的意識も持っていて、勇気があり、困難に立ち向かって局面を切り開くガッツがあるわけです。これらは、古今東西、全部ヒーローの要素だったもの。映画の最後に馬で一走りする姿などは、完全にスーパーヒーローでした。

それでいて、魔法で雪だるまを創造したりと、命を産み出すこともできるし、敵のように自分の前に立ちはだかる存在と和解して手なずけたりもできる。つまり女神なのです。すべてをゆるしてるしね。


妹姫のアナは、感情が豊かで、妹的なかわいらしさを持っている女性で、支えとしての男性を必要としている。でも、直感に従って動くことができるし、姉を守るという気持ちから、男性性が育っていっていて、時を逃さないし、ただじっと助けを待ちはしない。

クリストフは、男性が女性性をもって、女神的に生きるという一例を。
アナは、女性が男性性を高めて、女神になる一例を。
エルサは、生きにくさを抱えた女性が、女神になる一例を。
それぞれ見せてくれていました。


また、キャラクターの描かれ方のほかに、
親子３代にわたる愛と葛藤の物語も、おもしろかったです。
カルマの清算と、新時代の生き方。
女神的に生きることで問題が問題でなくなり、
解決するというメッセージに見えました。

物語では、すでに鬼籍に入っている祖父のおかした過ちが明らかになり、
先祖の過去のカルマを清算することが、
孫娘の彼女たちに課せられています。


都合が悪いからと隠しておいたことが、
すべて明るみに出る時代だということなのでしょう。
エルサの扱う氷、ひいては水は、罪や穢れを祓うものでもあるから。



国王であった祖父の存在は、
権力とパワー重視の男性性的な支配があった古い時代を象徴していて、
それは戦争の時代でもあって。
祖父のことは一貫してモノクロで、
それは過去のものとして描かれています。
起こったことは起こったこと。そんなドライな扱い。
感情的に過去を蒸し返すことはせずに、今できることだけに目を向ける。


魔法を恐れて否定する祖父の家系に、魔法を使える孫娘が誕生するという、一見矛盾があるようでこの上ない必然性。

孫の代は、魔法という力を愛によって、使って、平和に取り組むという流れ。

そして、祖父の過ちを受けて、息子である二代目では、先祖が敵同士であるふたりの結婚によって和合の下準備が行われていたのだという筋書き。


秘密を握っていたのは、母。
夫となるパートナーを助けたのも、母。
子どもを守るために危険な旅に出たのも、母。
子どもを自立させるために、肉体がなくなっても存在して応援しているのが、母。

王女たちのお母様の秘密を通して、
慈愛と強さと美しさを兼ね備えて、
家族をひとつにする母という女神性が描かれていました。

そしてさらに、家族を越えて一族を守りつなぐ、
長老のおばあさんという女神も登場。
母やおばあさんは、１作目にはなく、２作目になって表されている女性の進化系＝女神のあり方です。


父母という愛で結ばれたカップルがいて、
文化や考え方が異なるもの同士が愛と理解によって和合し、
そこに神様が贈り物をもたらすように、
魔法とエルサを誕生させたんだよというストーリィ。

総じて、
愛と平和、困難へのチャレンジと勝利。
そういうものを、小さな女の子に見せる映画になっている気がします。

女神的生き方を、示唆してくれる映画だなあと感じました。

地球には、エルサもアナも必要で、全女性は姉妹のように愛し合い、助け合えばいい。
一人ですべてを行おうとしなくていい。仲間と協力し、仲間を愛そう。
そういうポジティブなメッセージに感じました。



私としての結論は、やっぱり２０２０年は女神がキてる！
ってことで。

あるときはエルサ、あるときはアナ、あるときはお母様、あるときは長老のおばあさまと、いろんな女神性を発揮したいなと思います。


ネタバレいっぱいの感想にて失礼しました～♪
劇場公開は2020年3月12日までだそうです。

愛と感謝を込めて。

矢尾こと葉






＜2020年3月　発芽＊レイキアカデミー予定＞

3月12日（木）東京：レイキヒーリングスキルアップ講座（テーマ＝人生を思いのままに　引き寄せと願望実現）

3月16日（月）大阪：レイキティーチャー研修（レイキティーチャーコース内）

3月18日（水）大阪：レイキヒーリングスキルアップ講座（テーマ＝あなたの味方　ガイドとの交信）

3月21日（土）22日（日）東京：内なる美徳を呼び起こすワークショップ（ヴァーチューズ・プロジェクト基礎講座）

3月26日（木）東京：発芽したい人のレイキセミナー

3月28日（土）東京：レイキヒーリングスキルアップ講座（テーマ＝ミラクル多発の遠隔ヒーリング）

3月29日（日）東京：発芽したい人のレイキセミナー



＜2020年4月～　発芽＊レイキアカデミー予定＞

4月11・12日（土日）奈良：「アシュタール×天河神社　覚醒の護摩焚き神事と神秘の洞川温泉ツアー」
http://www.hatsuga-reiki.jp/article/16224421.html

4月25日（土）奈良：「矢尾こと葉さんと行く奈良大神神社日帰りバスツアー　～神さまからの手紙～」

4月27日（月）28日（火）大阪：内なる美徳を呼び起こすワークショップ（ヴァーチューズ・プロジェクト基礎講座）

5月7日（木）8日（金）東京：レディ・アシュタール東京国立特別個人セッション
https://plaza.rakuten.co.jp/writer/diary/202001170000/