☆＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝☆



●アコガレの作家の書斎…♪　♪コロナがわたしにくれたもの３




こと葉です。＾＾

日付がもう変わりましたが、今日は3月31日でした。

みなさまはいかがお過ごしでしたか？

私は気が付いたら終日家で過ごしていました…♪








ジッタリンジンの曲「プレゼント」（1990年）の替え歌で…

♪コロナがわたしにくれたもの～♪

第３弾は、

「ゾーンに入れるミニ書斎～♪」です。




私にとって、すぐに浮かぶ尊敬する作家の先生というと、故・大内博先生。

大内先生は、『プレアデスかく語りき』や『奇跡のコース』など、

多くの精神世界の名著を手掛けた翻訳家です。

私は弟子でもなんでもなくて、大内先生が翻訳した書籍を通して、

ヴァーチューズ・プロジェクトという美徳の生き方を学んだ生徒と、

導いてくれた先生が大内先生という関係です。

初めてお会いしたのは2008年11月。

何度か「ファシリテーター養成コース」などでお目にかかっていました。




2014年のバレンタインデーに大内先生が光の世界に旅立って、

2015年の夏に、河口湖湖畔の通称「大内ロッジ」を訪ねました。

宿泊型のリトリートの会場として、

奥様の大内ジャネットさんが場所を提供してくださったのです。

過去に２度ほど伺ったことがあったので、

この場所がすごくステキなことはすでに知っていました。

リビングから大きく富士山が見える別荘地に建ち、

窓にはカーテンがなく、まわりは木々ばかり。




そしてこの訪問のときに、初めて大内先生の書斎を見せていただいたのです…♪

奥様によると、

もともとは家を新築するプランの中に入っていなかった部屋だったそうです。

カナダから建材が届いて、工事が始まったら、

なんと一部屋分作れるだけの木材が余計に届いているという話が、工事の担当者から出てきて。

もちろんそれを使えばその分余計に費用は掛かりますが、

これも何か大いなる意思だと思って、思い切って急遽一部屋増設することにしたのだそう。

それがのちに翻訳家大内博先生の書斎になるとは、最初は誰も想像していなかったそうです。





まさに天が与えた書斎。

大内先生とそのファミリーには、

こんな不思議で美しいエピソードが本当にたくさんあるのです。




大きな窓から明るい光が差し込む、

木製の大きくゆったりとした平机が印象的なお部屋。

本棚に並ぶ書籍が想像以上に少なかったのは、きっと書庫は別にあるからでしょう。

大内先生がここで多くの書籍を、

見えない力と対話をしながら翻訳しておられたと思うと、

胸がきゅんとなるというか、静かな深い感動がありました。




部屋には木製のベッドもあり、

小さなトイレや洗面台も設えられていて、

ここで長時間こもって集中して仕事をすることができるのだなという

一切が揃っていました。

一度見ただけのその部屋は、なぜか強烈に、私の目に焼き付いています。

他の書斎は見たことがないけれど、あれが理想の書斎になりました。




亡くなる間際まで、翻訳の仕事を精力的に行っていた大内先生のように、

私も情熱をもって本の仕事を生涯したいと思っていたから。




実は、11月にロフトの上に瞑想ルームを作ったのも、

大内ロッジをまねたものです。

大内ロッジには、屋根裏部屋を使った瞑想ルームがあったのです。

屋根裏と言ってもそれなりに高さのある天井から、

気持ちよさそうなハンモックがふたつほど、吊り下げられていたっけ。

その部屋を見せてもらったのは、大内先生がお留守のときだったので、

梯子から部屋の中を覗き見しただけでしたが、

それも非常にはっきりと目に焼き付きました。

こういう瞑想ルームがほしい！　と思ったのです。



今、わが東京の自宅兼スタジオに、ロフトの上の瞑想ルームができたのは、

そういうわけなのでした。




この度のコロコロコロ那騒ぎで、

出張を控えて東京の家にいる時間が増えていた中で、

ちょうどいよいよ発売が間近になってきた書籍の仕事をすることになりました。



第２弾の「住んでるおうちの最適化～♪」の中で書きましたが、

本棚を整えた部屋で書籍の仕事をしてみたら、

驚くほど集中できて、そのことにビックリ！



何も家具は足していないのです。

片づけて掃除をしただけ。

でも、違うのです。



考えてみたら、私には書斎というものがずっとありませんでした。

国立に引っ越して来る前は家にワークルームがありましたが、

国立に来ると同時に、家とは別に借りたスタジオがそれに代わっていて、

しかもスタジオはヒーリングの場所なので、

あまり私物を置いて雑然とさせたくないという思いがあり。

私が書いた本は、これまでほとんど、国立の街のカフェで書かれていたのです。

書きものの仕事場はいつも外だったのです。




見栄っ張りのＡ型は、人目のあるところの方がしゃんとして

仕事が捗ると書かれた文章を読んで、「ですよね」と納得するくらい、

これまで私は外で書きものをするのが好きでした。

通いで利用するお気に入りのカフェが複数あります。

でも、ここへ来てコロコロコロ那襲来。

そうも言っていられなくなりました。




家で書きものの仕事をするのは無理だ。

そう思い込んでいたけれど、なんのなんの。

してみたら、できるではないですか！



大内先生の書斎とは、広さもムードも全く別物ですが、

ミニ書斎ができて、とてもとてもうれしいのです。

子どものころ、自分の部屋に秘密基地を作っていたのを思い出しました。



親が買ってくれた立派な学習机が家にあるにもかかわらず、

それに向かうことにすっかり飽きてしまい、

粗大ごみの日に拾ってきた（昔はそういうことが可能でしたネ）家具を組み合わせ、

ホームセンターで買った木材を天板にして、ペンキを塗って、

自分で勉強机を自作していました。

今考えると、座りにくいし全然勉強するのに効率的じゃないんですけど、

あのころは自分で作るインテリアにドはまりしていました。



そして、うれしいことに新しいワクワクが！

今、ミニ書斎が手に入ったら、がぜん、新しい本が書けるような気がしてきました。

これまでは専用の場所がなかったけれど、

落ち着いてそのことに集中できる場所があったら、できるんじゃないかって！




30代の頃は、なにしろ勢いとパワーがあったので、

年間に数冊のスピードでガンガン本が書けたのですが、

ここ数年、すっかりパッションもスピードもダウンしていた自分に、

ちょっとがっかりしていたところがあったのです。



自分のために、環境を整える。

自分のために、時間の使い方を変える。

自分がしたいことができるように、もっと自分をケアしてあげる。

そういう必要があったのかもしれないと気付かせてもらいました。



コロコロコロ那と、宇宙に感謝です。








明日から（もう今日だけど）４月！

新しい気持ちで、取り組もうと思っていることがあります！！




近々、こちらでも発表させてもらいますね！


愛と感謝を込めて。



矢尾こと葉

















＜2020年4月～　発芽＊レイキアカデミー予定＞

4月25日（土）奈良：「矢尾こと葉さんと行く奈良大神神社日帰りバスツアー　～神さまからの手紙～」