カテゴリ:住まい★家庭用品・家電の使用感・修理費等
「お客様は神である」 三波春夫さんの言葉。 三波春夫さん自体は お客様が神と 語っているわけではなく、 掛け合いで、出てきた一説であるが、 お客さんは目上の人間で買ってくれる神様 として 根付いてしまい 今もそういった風潮だ。
当時は、何でも売れる時代であったから、ある意味新鮮であったろうこの言葉は 現代では、売らなければ死活問題である販売業界にとって、この言葉は脅し文句のようになっている。
そもそも、 店で買い物をしたときに、 売る側は 買って頂いてありがとう ではあるが、 買う側は 売ってくれてありがとう ではないでしょうか? 勘違いしているのが買う側だ。 お金を払っているんだから、「売ってくれてありがとう」はないだろう。と思うかもしれない。 しかしそれは違うと私は思う。
店で物を買うことができるのは、 販売店が、店を作り、従業員を雇い、仕入れをし、売っているから買えるのだ。 店がそれをしなければ、消費者は買うことができない。 だから、購入する側の立場が「目上・神」に値することはない。
売る側は、他ではなく自分を選んでくれてくださるわけで、 それなりのお返し「感謝」は当然である。
そして、これは店先の接客業だけの問題ではない。 このところの、食品製造関係で、異物混入のたびに 大騒ぎしているのも同様。 はっきり言うと、 「異物混入を100%防ぐ方法はない」 これは私が実際製造を経験して、体験したこともあるので、いえる。 たとえば、金属類の混入を防ぐに当たり、最後に「検針器」を通せば、発覚はするだろう。 出荷前の、チェックで防げるものはいくつかあるが、 害虫、ビニールのたぐいは どうやっても混ざった以上探すことはできない。 ビニール混入を防ぐ手立ては、袋から材料を出した後に、切り口の確認、出した材料の確認で最小限に防ぐことはできるが。 出入り口の害虫対策、衣類チェックは厳重にチェックしても、人間はテレポートして工場に入るわけではない。 そして、その工場で混入しているとは限らない。 材料であれば、材料にすでに混入されていたとか、 清掃道具の部品や、(よくあるのがタワシの一部) 製造する機械の部品が見えない部分で破損して混入したとか、 製造過程で、小麦粉の塊などの詰まっていた物が時間がたち落下したとか、 製造者も気づかない事も起こるのだ。
仮に事件が起きたとして、 それを全て製造者の責任にして、騒ぎ立てるのは、 元を正せば「消費者は神」のような風潮がおこしたことではないか と思う。
製造側は 「100%防ぐことはできませんから」 なんて さすがにいえません。 でも、神じゃなく同じ人間同士であれば、 「混入について、どの工程で混入したか予測し・・・」 発表 同じ人間であれば、 「そういうこともあるよね」で 本来終わるはずなのだ。 それが、今は、「態度が悪いだの、謝罪が足りないだの、ありえないだの・・・」
私は寝ていないんです ってのは、「人物」の問題。
落ちた肉いれてるとか、そういうのは論外です。 虫が入っていた というのも、 飛んできた虫なのか、 湧く害虫なのか、 それで対応は全然違うはずなんです。
なのに、 消費者が、一歩引いた考えができなくなっている。 自分らが優位目線で、みているから、考え方がおかしくなっちゃってるんです。
私思うんです。 いろいろな職業体験って大事だなと。中高生に経験してほしい。 作るのも、売るのも 体験しないから、何もわからず騒ぎ立てるんですよ。 異物がでたとき、それを何かの当たりくじと勘違いしたかのごとく ツイッターで紹介して、広めて・・それは神の冒涜(ぼうとく)です。
先日子供の給食見学がありました。 「髪の毛がはいってる!」 と叫んだ子供。 「ゴミ箱捨てな!」 どこかの親。
一瞬吹き出しそうになったが、それでいいんです。 髪の毛は、「本人」「運んだ子」「お皿に入れた子」「鍋を運んだ子」 「チェックで歩き回る先生」「台車の運搬」「給食を作る先生」「その場の保護者」 「材料屋」「運送屋」・・・と、いつ入ってもおかしくない。 もしも、髪の毛に対し その場で事を大きくした場合、それが明らかに子供のものでも、 「給食の先生」からの謝罪になってしまう。
販売で言えば、 売っている人 も 買う人 も 同じ人間で、 お金はチップではなく「商品代」なので、 買う側も ありがとう で、ある。
製造業で言えば 食べる人は、「作ってもらっている」のである。 ありがたく 頂く のが 本来当然であり、 まずい(おいしくない)可能性もあるだろう。その対応は個人で任せるとし、 異物が入るリスク というのは、あって当然 として買うべき・消費すべき である。 リスクがいやなら 弁当でも常に持参すればいい。 たかが1匹の虫で 大騒ぎをし、回収騒ぎまで発展させる権利はない。
今で言えば「マクドナルドは対応がわるい」なんて言いますけど、 対応が悪ければ 行かなければいいじゃない って思う。 100円マックは所詮100円未満でできている。そういうお店。 その値段や味で満足している人は沢山いるんだから、それでいいのでは。 信用がなくなれば、自然に消えていくわけでして・・・。 私の周りのほとんどがマクドナルドに何年も行っていないのに文句ばかり言う。 何で行っていないのに文句が言えるのか・・・。
私は、チェーン店の料理の上手下手な店把握しているから、 味が怪しい、黒い物体が混入していた、凍っていた、(肉まんが凍っていたときはその場で変えてもらったけど・・)毎日どこかしらで、買い食いしてるわけだから、普通に異物やプチ事件に出くわしてます。
今回の記事は、決して 擁護 しているわけではない。 しかしながら、最近はどこで買い物をしても、飲食をしていても 態度が横柄(店を見下す)なお客さんに会う。 どちらかというと、私も直で言ってしまう人間なので、店員の態度が悪ければ毒つくかもしれないけど、
何にもしていない店員に文句を言ったり、不条理な返品押しつけたり。
雪が降らなかったから沢山購入したスコップ返品したい・・と(引き下がらない)。 そんなことしたら、当然店は困るし、 ↑この場合は、 客の立場が上だから返品は当然だろう と、お客さん どちらも、お客さんが上の立場で考えている。 しまいにゃ後ろの人は、時間がかかるなら早く返品に応じてしまえ とか言い出す始末。 ※ちなみに、この場合店としてどういうことが起きているかというと、 と、いろいろな問題が発生する可能性はある。 消費者は 神ではない。その店の上司でもない。 今の日本では、まるで 販売・製造は 相手の言われるがままで、身分制度の下にされているようである。 販売・製造があってからこその、消費ができることにありがたみを感じなければいけない。 ※数日前の記事意味不明なかき回しで、申し訳ありません。書き直しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.04 21:39:48
[住まい★家庭用品・家電の使用感・修理費等] カテゴリの最新記事
|
|