世界大不同　　　

最近、口の中の調子がよくありません。

私は口蓋裂で生まれました。2回の手術を受け言語訓練に通い、現在人とコミュニケーションをとるのに困らないようになりました。

上あごの筋肉が硬いので、下あごが出ています。外見のことを気にした時期もありましたが、大人になるにつれ「これが私なんだ」と思うようになり特に再手術も考えないようになりました。

ただこの1、2年、上あごの歯並びが変わり始め、食べ物がかみにくくなり、話がしにくくなってきました。人から聞きなおされる頻度も増えてきたように思います。
発音しにくい音がある単語はできるだけゆっくり話すようにはしているのですが。


一度はあきらめた手術ですが、生活に支障をきたすようになってきた今、やはり手術のことをもう一度考えるようになりました。

手術をすれば1ヶ月は入院、1年の矯正治療が必要になってきます。もちろんそれにかかってくるお金も安くはありません。

悩むところです。

このことを考えるようになって、小さいころ日本語をうまく発音することができず言語治療に通っていた私が、英語や中国語で人とコミュニケーションをとれるようになったのは、様々な病院や治療に連れて行ってくれた両親のおかげだということを再認識しました。