中華な館

数ある習い事の中で、いっちばん神経とエネルギーを使うのがこれ。
まだ４回目なのだけど、学習していることは多岐にわたり、
中国の書道史や、有名な書道家の書風比較なんかもやっている。
書道家によって、特徴がいろいろあるので、
そのあたりも把握しながら書かなくてはいけない。

ほぼ２０年ぶりに筆を握った者にとっては、
毎回冷や汗の連続である。

今日は、力強く丸みをおびた線が特徴の、
顔氏家さんの書を臨書した。
今までと違って、線が太く、はらいに特徴があるので書きにくい。
ただでさえ下手なのに、さらにさらに下手になる。
他の生徒さんが、とってもうまいので、さらに下手が目立つ。
３時間こんな状況で、終わったときには腹ペコのヘトヘトだ…

意気消沈しながら家に帰り、
今日書いてきた作品を冷静に眺めてみる。
　
他と比較することなく、単独で眺めてみると、それほど悪くない出来である。
２０年ぶりに書道をたしなんだにしては、よく出来ているじゃないか！

もちろん、下手なんだけど、
冷静に考えれば、下手で当たり前なんだよな。
毎日練習もしないで、教室のときだけ筆握って、
それで「下手だ…」とため息つくなんて、チャンチャラおかしいことだったんだよね。

そう思いなおして、まだ記憶が新しいうちに、
早速今日の復習をした。
約一時間、筆と格闘。やっぱり難しかった。

でも、まぁ、先は長い。
あせらず、くさらず、出来るだけ毎日筆を握るようにしていこう。