女性が強くなる第1年目
「週刊ダイヤモンド」(9月3日号)の特集は、「異性に好かれる人は、仕事ができる。」というものだ。新聞広告のトップには「なでしこジャパン佐々木則夫監督のやる気引き出し力」を置いている。つまり、佐々木監督に触発された特集であり、異性といいつつも、女性に好かれない男は仕事ができないぞ、といっていることになる。たしかに、このところ女性の勢いはすばらしい。以前は一般社員として、男に使われる立場の女性が圧倒的に多かったが、いまは違う。社内でも男たちを指揮、指導する女性がふえてきた。それだけではない。なでしこジャパンの澤穂希さんのように、世界に鳴りひびくような有名女性も出てきている。実はこの状況は、日本だけでなく世界的なのだ。タイでも初めて女性首相が誕生したが、ほかの国では女性首相は当たり前だ。もしかすると日本でも、この10年以内に生まれるかもしれない。それというのも、西暦偶数10年台と奇数10年台では、男性性と女性性が入れ代わるからなのだ。1900年から20、40、60、80年代は男性が強く、反対に1910年、30、50、70、90年代は女性がリードしている。今年は丁度、女性が強くなる21世紀の第1年目に当たっている。もちろん有名人だけでなく、無名人にも陽が当たる。逆に女性に好かれ、認められない男たちは、やっていけない。そう考えると、世の中の未来図が、わかるのではあるまいか?