急に新しさが甦った感じ
面白いことを考えた会社に拍手! レコード会社大手の日本コロムビアは6月23日、社名を「日本VSコロンビア株式会社」に変更した。これは6月25日のW杯コロンビア戦の必勝を期して、本気で社名変更したらしい。公式サイトにも「社名変更のお知らせ」と出ており、代表取締役・原康晴氏の新名刺もつくられたという。ただし試合終了までの期間限定で、正式社名に変更はない。しかし、ユーモアもあるし、時宜を得ているので、面白がる人も多かったのではなかろうか?会社としては、日本代表必勝祈願のためだといっている。こういった宣伝は、今後ふえるのではあるまいか? とはいえ、意外に企業というところはお堅く、社長が面白がらなければ、とっぴな案はほとんど捨てられる。多分、今回は原康晴社長が「うん、面白い!」といったのだろう。そうでなければ「日本が敗れたら、社名にキズがつく」とか「コロンビアが勝ったら、うちは怨まれる」などという意見が出たかもしれない。何事にも心配性の人たちは多いもので、若い人の意見は、ほとんどこれらのマイナス思考でつぶされてしまう。それにしても社名を一時的に変更する、とはよく考えたものだ。私だったら、このプランを出した社員には、金一封を出してやりたい。日本コロムビアは、すでに古い体質の企業という印象をもたれていたので、突然若々しい社に生まれ変わった気がする。もしかすると、就活が活発になるのではあるまいか? ほんのちょっとしたところから、企業というものは古くもなるし、新しく甦ることにもなるようだ。