坂本龍馬に学ぶ「仲間をつくる力」
いまの時代は誰にでもチャンスがある。少し前までは会社に入ったら、終身雇用で定年まで勤めるのが当り前だった。ところが現在は同じ会社に一生勤めるという形態は、なくなったに等しい。これは幕末の時代と、どこか似ているようにも見える。徳川幕府の庇護の下で、各大名家に永久就職した武士たちが、立ち行かなくなった姿を思わせる。現代ではITという産業革命で、若者たちが続々と起業しているが、幕末では、坂本龍馬という若き風雲児が、新しい風を興している。今回きずな出版では『坂本龍馬に学ぶ「仲間をつくる力」』という本を出版した。著者は神谷宗幣さんで、彼は「龍馬プロジェクト全国会」の会長として活躍している。私は神谷さんを「現代の龍馬」になってほしいと思っているのだが、実際それにふさわしく全国を飛び回っている。いまの時代は幕末と似ていて、ひとりでは何もできない。むしろ仲間をつくって、一緒に旗上げするほうが成功の確率は高い。それは少年マンガの「ONE PIECE」を見てもわかるのではあるまいか。このマンガの主人公ルフィーは龍馬と重なるところが非常に多い。神谷さんはその点からも、龍馬を現代人的に表現しているが、それが読みやすいし、実に共感できる。今年は龍馬生誕180年に当たる。なぜ彼は20代から大きな国を動かすほどの活躍ができたのか、ぜひこの1冊を読んで、あなたも、あるいはあなたの彼にも、龍馬的人生を送っていただきたいと思う。テレビによれば、東大生、京大生は、坂本龍馬を「日本の偉人第1位」に挙げている。学ぶとしたら龍馬の生き方だし、進むとしたら龍馬の足跡を辿ることだと、私は思う。ぜひアマゾンでも書店でもいいので、手に取っていただきたい。『坂本龍馬に学ぶ「仲間をつくる力」』神谷宗幣著http://www.kizuna-pub.jp/book/9784907072513/