古い記憶
「週刊朝日」が創刊95周年を迎えた。創刊号は1922(大正11)年だというから、関東大震災の1年前に当たる。ほぼ1世紀にわたって週刊で記事をまとめてきたこの雑誌は、日本だけでなく、世界でも1位ではなかろうか?私はこの週刊誌と縁が深い。というのも、週刊誌で過去に100万部を突破したこの雑誌の扇谷正造編集長が、私の師匠だったからだ。「週刊朝日」につづいて私の編集する「女性自身」が100万部に達したとき、私は大先輩の扇谷編集長に辞を低うして、教えを乞うたのだ。いかに100万部台を維持すべきか、100万部の編集長としての心構えを学びたいと思ったからだ。扇谷編集長は第1回の「菊池寛賞」を受賞した名編集長なのだ。この面会は私の招待した料亭で行なわれたのだが、このとき扇谷さんは杯を交わす前に、突然「ハンカチは何月か?」と思いがけない質問を私に浴びせたのだ。私は質問の意味もわからなかったので「わかりません」と小さい声で答えたが、彼はすぐ「では女性のパンツは?」と質問するではないか! ここで私は質問の意味を知って「6月2週です」と答えると「そうだ!」といって、初めて杯をもったのだった。なにやら禅問答のようだが、要はハンカチやパンツの記事は何月何週号に載せるべきかを問われたのだ。当時、女性のパンツは梅雨期に売れるので、その前に実用記事にしなければならない。念のためハンカチは、当時5月1日のメーデーに圧倒的に売れていたのだった。のちに作家の松本清張が中心となって、「私と女性自身」を菊池寛賞に推せんする話が出たが、もしそれが叶っていたら、誰よりも喜んだのは扇谷さんだったろう。遠い昔の話だが、私も取材を受けている95周年記念号が送られてきたので、つい思い出してしまった。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆「きずな祭り2017」3月4日開催☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆講演会×パーティ形式で行われる恒例の「きずな祭り」の季節がやってきました。今年のテーマは「人とつながる! 夢がつながる」。第1部講演会は、アストロロジャー 來夢先生、永松茂久先生、船ヶ山哲先生、大森健巳先生、遠藤貴則先生にお話しいただく豪華ラインナップ!櫻井秀勲も「100歳まで続く現役力」と題してお話しさせていただきます。「きずな祭り2017」詳細・お申込みはコチラ-----------------------------------------きずな祭り2017「人とつながる! 夢がつながる!-----------------------------------------日時:2017年3月4日(土)16:00~21:00場所:国際文化会館(都内・六本木) 第1部 講演会・來夢「あたりまえを感謝に変えれば幸せの扉が開かれる」 (聞き手・岡村季子)・永松茂久「影響力~The Influence」・船ヶ山哲「超・起業思考」・大森健巳×遠藤貴則「最強のセールスシステム~39ピッチ」・櫻井秀勲「100歳まで続く現役力」第2部 絆の宴パーティー ・Seiji Yamauchiによるパフォーマンスアート「きずな祭り2017」詳細・お申込みはコチラ早稲田運命学研究会櫻井秀勲の「人生成功塾」櫻井秀勲Facebook