自分で自分を恩赦するとは!
「自分で自分の罪を恩赦する」という前代未聞のことを、米国トランプ大統領陣営の弁護士たちは考えているという。それも選挙でのロシア疑惑だけでなく、不正な商取引きも含めてだというからすごい! できれば、大統領個人だけでなく、家族や側近にも広げていきたい方針らしい。もしこれができるのなら、大統領で罪になる人は今後いなくなるだろう。それにしてもトランプの頭の構造はどうなっているのか、日本人にはよくわからない。恩赦とはもともと政治的な意味合いが濃く、最近の例では、タイのインラック政権が、実兄の汚職への関与が疑われ、有罪判決を受けたタクシン元首相を政界に復帰させるために恩赦を行なおうとして失敗している。もちろん国民から反対の声が大きく挙がったからだ。それは当然だろうが、どうも米国民は民主国家でありながら、意外にトランプ政権に甘そうだ。ふつうの国だったら「ふざけるな!」というところだが、米国人は静かなものだ。政治的に成熟している国民性といえば聞こえはいいが、ともかく大統領を選んだのだから、4年間はやらせてみよう、という考えなのだろうか? その点韓国とは大違いだ。恐らく韓国大統領の権限は、世界一小さいのではあるまいか? 韓国のように大統領の任期を終えたら刑務所、というのでは、誰も大統領という地位を尊敬しなくなってしまう。かといって米国のトランプのように、大統領の権限を広げるだけ広げて、最低でも自分の財産だけはふやすというのでも困りものだ。どうも米国人の教養と知性が疑われることになってしまった。著者になりたい!実践塾早稲田運命学研究会男と女の深層心理学講座櫻井秀勲の「小説家養成講座」<週末書斎勉強会> 櫻井秀勲のリーダーになるための「着眼と発想力」櫻井秀勲Facebook