注目される3つのマスコミ
大雪とあって家に帰ってテレビをつけたら、漢字のクイズだった。翌日もテレビをつけたら、またまた難解漢字番組だ。午後8時台の番組は漢字クイズだらけなのではないか? と思うほど、どの局も花盛りだ。雑誌の編集もそうだが、あまり売れていない雑誌にかぎって、毎号似たような記事が出てくる。1つには、1回ウケたものを2度、3度と繰り返すからだが、近頃は「週刊文春」がなんとなく不倫記事だらけになってきた。1回不倫で味を占めた上に「文春砲」と持ち上げられたので、ややそちらに傾きすぎたのだろう。こうなると、急速に読者はそっぽを向くので、編集の舵の取り方がむずかしくなる。テレビが面白くないという声は、ここ数年大きくなってきたし、その上新聞もつまらないと、捨てられかけている。マスコミ、つまり情報の大衆伝達機関は、大きくいうと、偏向したら見捨てられていく。なぜなら、その記事や番組を喜ぶのは少数だからだ。さらに大衆はあきっぽい。食べものでも、おいしいからといって、毎日同じ料理を食べる人は少ないだろう。つまり同じ香り、同じ素材、同じ料理法では、それこそミシュランの星がついていても、毎日は食べられない。この大衆のあきっぽさをしっかり心得ていないと、少しずつそのマスコミは沈下していく。ところが当のマスコミは、それに気がつかないのだ。私も現場時代はそうだった。それにまた、気がついていても、それが急には直せないものなのだ。「フジテレビ」「週刊文春」「朝日新聞」は、その意味で当分注目されるだろう。★「きずな祭り2018」開催!★☆ 櫻井秀勲 音声コラム『文壇爺の文豪日記』☆ 櫻井秀勲の「書くならここを学べ!」1月31日(水)開講!櫻井秀勲の《「自分史」を創ろう!》 2月17日(土)開講!早稲田運命学研究会男と女の深層心理学講座櫻井秀勲Facebook