選手のほうが清々しい
日大アメフト部の問題の選手、宮川泰介(20)くんが記者会見をしたが、多くの人がこの選手に好感をもったのではないだろうか? また隣に座っている父親の顔も、相当なインテリかと思わせるものがあった。日大アメフトというと、ガラがもっと悪いかと思っていたが、まったく想像と違っていた。しかしこの学生の明日からは、むずかしいものになりそうだ。まずこのまま日本大学に在籍するかどうかを、決めなければならない。在籍するとしたらアメフト部をやめるだろうが、その後マスコミからつけ回されたりすると、気が萎えてしまうのではなかろうか?それよりも、好奇の目で見られるだろうし、アメフトの学生たちに会わないとも限らない。大勢いるコーチ陣とも顔を合わせる可能性がゼロとはいえない。いやそれよりも、これから始まる裁判の結果も重くのしかかってくるかもしれない。しかし退学するとなると、またむずかしいだろう。どういう道を選ぶのがベストなのか――中退ともなると、彼の一生は大きく変わってしまいそうだ。なにしろテレビで顔を出したので、あの大きな体だけに、どこでもわかってしまいそうだ。「人の噂も七十五日」ではないが、早く月日がたって、忘れられるのを待つしかあるまい。内田監督は自分の記者会見を終えると、さっさと日大病院に入院し、逃げてしまった。どこまでも卑怯なふるまいだが、場合によっては学生暴動が起こるかもしれない。いや世間は、その暴動を支持するだろう。いろいろな点からも、宮川泰介くんの今後が注目されるようになってしまった。來夢×櫻井秀勲 スペシャル公開対談オンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」櫻井秀勲 著『寝たら死ぬ!頭が死ぬ!』早稲田運命学研究会 著『12星座別男子の取扱説明書』シリーズ櫻井秀勲 音声コラム『文壇爺の文豪日記』早稲田運命学研究会櫻井秀勲の《「自分史」を書こう!》櫻井秀勲Facebook