天皇の時代が始まった
10月22日には新天皇の即位の式がおこなわれた。午前中から雨模様だったので、せっかくの式典なので晴れてくれればいい、と思った人も多かったろう。その通り式典の始まる午後1時頃からは晴れ間が出て、日が差してきたのに驚いた人も多かった。新天皇の「即位後朝見の儀」が行われた今年の5月1日も1日中雨だったが、昼頃にいっとき止んでいる。実は新天皇に実権が移るときは「三種の神器」が動く日でもある。この「三種の神器」が天皇である証明になるからだ。そしてその中の「草薙の剣」と呼ばれる剣は、一名「雲剣」と呼ばれる。雲に昇る大蛇の中からでてきた剣だけに、雲とは切っても切れない縁でつながっている。つまり雲がない日ではなく、雲があり、雨が降るのは当然なのだろう。しかしこれまでの天皇譲位の際、2回とも雨が降り、日も照ったというのは、今回の令和の時代を治める新天皇しかいないようだ。その意味でも、新天皇の令和時代は、よく治まるかもしれない。実際、いまのところ新天皇は非常に評判がいい。雅子皇后もよくがんばっていると、こちらも悪くない。この2人と真反対に、秋篠宮ご夫妻の評判はよくない。どの週刊誌を見ても、よく書かれていないだけに、次の時代が思いやられる。家を治められない人に、国を治めるだけの力があるとは思えないからだ。もっとも現時点では、次の天皇の時代を心配していられない。令和は始まったばかりであり、現天皇は59歳だ。日本人男子の平均寿命からいっても、22年は天皇の地位にあるだろう。その間に天皇制の論議が深まっていくに違いない。櫻井秀勲 著『昭和から平成、そして令和へ 皇后三代』櫻井文章塾 第3期DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」穴口恵子×櫻井秀勲 オンラインサロン「魔法大学」櫻井秀勲 著『70歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『60歳からの後悔しない生き方』櫻井秀勲 著『劇場化社会』櫻井秀勲 著『老後の運命は54歳で決まる!』櫻井秀勲 著『子どもの運命は14歳で決まる!』櫻井秀勲Facebook