仮説をたてる時期
大きな社会的変動が起こると、生活そのものが変わっていく。それも今回のように、数十年に1回ともいうべき世界的大変動ともなると、これまでの常識では通用しなくなる。そこでいろいろな仮説が出てくるのだが、ここは自分なりに仮説を考えてみるといいだろう。もともと仮説のたて方として、オズボーン博士の考えた「転用、応用、変更、拡大、縮小、代用、置換、逆転、結合」という9つの方法がある。戦後の発明、改良品の多くは、この方法からつくられたといわれてる。ソニーが世界的企業になった最初の商品は、トランジスタラジオだったが、これは「縮小」という仮説を使ったものだった。現在は世界の医学専門家と製薬会社が、この中の「転用、代用、置換、結合」といった仮説を用いて、新型コロナ用のワクチンと治療薬を急いで作成しているが、まだ完成していない。これらは高度な専門性の仮説だが、私達の日常でも仮説をたてると、生活がラクになるのではなかろうか?私はこれまでの考え方を逆転させよう、というテーマで1冊、本を書き上げたが、なにしろこれまで、会社に出勤するのが仕事のスタートだったものが、家にいて仕事をするように180度ひっくり返ってしまったのだ。そうなると、朝の9時から夕方の5時までの仕事時間でいいのか、考えたほうがいい。1例を挙げれば、ZOOM会議の多くは、夜開かれることがふつうだ。なぜならば、子どもたちがいる家庭では、昼間やりにくいからだ。さらに会議のあと、まったく会えない社員間の懇親を兼ねて、ZOOM飲み会などが開かれているが、そうなると夜型の仕事になってしまう。いろいろ変化させなければならないことが多いだけに、新しい「仮説」をたてて、この時期を乗り越えていくことが望ましい。☆YouTubeをスタートしました!☆ ▼チャンネル登録はこちら!▼You Tubeチャンネル「櫻井秀勲の書斎」櫻井秀勲 著『80歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『誰も見ていない 書斎の松本清張』櫻井秀勲 著『昭和から平成、そして令和へ 皇后三代』DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」穴口恵子×櫻井秀勲 オンラインサロン「魔法大学」櫻井秀勲 著『70歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『60歳からの後悔しない生き方』櫻井秀勲 著『劇場化社会』櫻井秀勲 著『老後の運命は54歳で決まる!』櫻井秀勲 著『子どもの運命は14歳で決まる!』櫻井秀勲Facebook