雑談なしに生きられるか?
雑談が恋しい!という人たちがふえているという。在宅勤務はうれしいけど、このままでは家に篭もりきりになって、友人もできないし、まして恋人ができる可能性は、ぐっと減ってきそうで、不安でたまらないというのだ。たしかにヒトという動物は、社会性が基本であり、群生動物の一種でもある。ZOOM飲み会といった工夫はなされているが、所詮はテクニックであって、話し声も、飲んだくれの声も聞こえないし、焼き鳥の匂いもしない。まして人と直接触れ合う楽しさがないだけに、かえって空しく寂しくなってしまうのだ。このところ「GO TO トラベル」が急速に盛り上がってきたが、これまで約半年間、自粛生活をつづけてきた反動が、そろそろやってきたのかもしれない。やはり人は群れないといられない動物なのかもしれない。犬は1匹でも人間家族と暮らせるが、しかし、人間集団の中でないと、暮らせない。長い間野犬の群れや狼の集団として生活してきたものが、人間によって群生を破壊されたからだろう。仮にヒトが単生生活に馴れるとしたら、のちのちITや宇宙生物に飼い馴らされないと、ムリなのかもしれない。それでも欧米民族と比べると、アジア民族は社会性が少ないといわれる。それがコロナ患者の広がりを防いでいる理由かもしれない。彼らは1週に1回はパーティを催し、雑談しなければいられない民族だが、日本人にはそんな習慣はない。せいぜい家族団らんか、仲間と一杯やるくらいだ。それでも雑談せずにはいられない。果して群れたい私たちは、いつまで単居を我慢できるのか、もういまが限度なのか、GO TO トラベルを機会に、人間の生活のあり方が問われるのかもしれない。私自身はそろそろ巣篭もりも、限度に近づいてきた。☆YouTubeをスタートしました!☆ ▼チャンネル登録はこちら!▼You Tubeチャンネル「櫻井秀勲の書斎」櫻井秀勲 著『新しい時代は「逆転の発想」で生きる』櫻井秀勲 著『80歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『誰も見ていない 書斎の松本清張』櫻井秀勲 著『昭和から平成、そして令和へ 皇后三代』DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」穴口恵子×櫻井秀勲 オンラインサロン「魔法大学」櫻井秀勲 著『70歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『60歳からの後悔しない生き方』櫻井秀勲 著『劇場化社会』櫻井秀勲 著『老後の運命は54歳で決まる!』櫻井秀勲 著『子どもの運命は14歳で決まる!』櫻井秀勲Facebook