礼節をわきまえた大坂なおみ
テニスの大坂なおみが、世界中のテニスファンから絶賛の嵐を浴びている。それもプレーぶりが礼儀正しい、というのだ。もしかすると、純日本女性よりマナーを知っているかもしれない。特にテニスシングルスでは、世界各国の選手と当たる上に、結構勝気で、マナーなどどこ吹く風といわんばかりの女性選手が多い。またそれも作戦のひとつで、相手を萎縮させる手段なのだ。2018年の全米オープンでは、世界19位だった大坂とシングルス決勝で当たったのは、元世界1位の女王、セリーナ・ウィリアムズ(米国)だった。このときセリーナは主審に罵声を浴びせ、ラケットを叩き壊すという荒れようだったが、試合が大坂の勝利に決まった瞬間、彼女は帽子をまぶかにかぶり、嬉しさを隠して一礼している。このシーンが全米に流れて、一挙に大坂ファンがふえたといわれている。今回の全豪でも、顔や脚に近づいてきた1頭の蝶を、優しく逃してやった行為も、絶賛を浴びた。今回はまた、彼女の使った英語に注目が集まったようだ。準決勝でセリーナに追い詰められたとき「何を考えていたのか?」と記者から質問されたとき「It is what it is」と、自分にいい聞かせていた、と答えたという。「それはそれで仕方がないこと」という意味だが、変えられない現実をジタバタせずに、諦めて受け入れる態度に、記者団からも感嘆の声があがったようだ。いまの日本人はイライラし放しで、誰彼なしに攻撃する。そんな中だけに、私自身も、この大坂の言葉を使わせてもらいたいと思う。すばらしい日本女性だ。☆チャンネル登録者数7000人突破!☆▼櫻井秀勲YouTubeチャンネルはこちら▼You Tubeチャンネル「櫻井秀勲の書斎」櫻井秀勲 著『三島由紀夫は何を遺したか』櫻井秀勲 著『新しい時代は「逆転の発想」で生きる』櫻井秀勲 著『80歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『誰も見ていない 書斎の松本清張』櫻井秀勲 著『昭和から平成、そして令和へ 皇后三代』DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」穴口恵子×櫻井秀勲 オンラインサロン「魔法大学」櫻井秀勲 著『70歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『60歳からの後悔しない生き方』櫻井秀勲 著『劇場化社会』櫻井秀勲 著『老後の運命は54歳で決まる!』櫻井秀勲 著『子どもの運命は14歳で決まる!』櫻井秀勲Facebook