身体のことを何も知らない
たまたま旧知の元東大医学部の医師、稲葉俊郎さんの『からだとこころの健康学』という1冊をめくっていたら「食事をして排出するまで」というイラストが出ていた。このイラストで私は初めて、食べたものが肛門から排出される、その過程を知った。なんとも情けないが「そうだったのか?!」とうなずいたのだ。これによると(1)口で食べたものを細かく砕く(2)胃でタンパク質の一部を消化する(3)胃で消化しきれないものは十二指腸で消化する(4)さらに小腸で栄養を吸収する(5)ここではまだ液状(6)大腸で水分を吸収し固形化(7)直腸で形をととのえ、肛門から排出するこれまで私は直腸とは? 小腸とは? と、部位ごとの役割は知っていたが、このようにタテ系列でイラストに描かれると、初めて人体が2本足で直立している意味が、少しわかったような気がする。もしかすると、小腸が身体の中で一番大切なのではないかと思うが、胃から腸に下りていく中で、栄養を吸収する部位は、小腸しかないからだ。ま、それは非常に単純な考え方で、それぞれが非常に大切な役割りを持っているようだ。胃の大事な役割りは、食べ物を消化することではなく、強酸性の胃液で細菌を殺し、酢漬けのようにして、腐敗を防ぐことにあるらしい。だから吐いたとき、食べたままのものが出てきて、驚く人もいるのだという。自分自身の体調によって「自分はどこに不調の原因があるのか?」を、このようにイラスト化して見ていくと、身体の基本がわかってくる。稲葉先生に一度じっくり話を聞いてみようか。 ☆★櫻井秀勲最新刊★☆櫻井秀勲 著『70歳からのボケない生き方』 ☆チャンネル登録者数1万人突破!!!☆▼櫻井秀勲YouTubeチャンネルはこちら▼YouTubeチャンネル「櫻井秀勲の書斎」▼櫻井秀勲のオンラインサロン☆▼DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」▼Facebookもやってます!▼櫻井秀勲Facebook【櫻井秀勲の好評既刊】櫻井秀勲 著『70歳からの人生の整え方』櫻井秀勲 著『三島由紀夫は何を遺したか』櫻井秀勲 著『新しい時代は「逆転の発想」で生きる』櫻井秀勲 著『80歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『誰も見ていない 書斎の松本清張』櫻井秀勲 著『昭和から平成、そして令和へ 皇后三代』櫻井秀勲 著『70歳からの人生の楽しみ方』櫻井秀勲 著『60歳からの後悔しない生き方』櫻井秀勲 著『劇場化社会』櫻井秀勲 著『老後の運命は54歳で決まる!』櫻井秀勲 著『子どもの運命は14歳で決まる!』