大きく育っていく作家かも?
第168回芥川賞・直木賞が決まった。男女2人ずつ、合計4人だが、今回の受賞作は期待してよさそうだ。このところの受賞作家は、いつの間にか名前も姿も見えなくなる。「受賞第1作」は売れても、それは単に「どんなものか?」という好奇心からであり、いつの間にか忘れられていく。どうしてそうなるのかというと、文芸誌が少なすぎるのだ。文芸誌がないと、作家になったからといって、十分な生活ができない。単行本の場合は出してはもらえるが、売れ行きによっては、その後出してもらえない。かといって、受賞が芥川賞となると、いい加減なものは書けないので、本が何冊も出ないうちに、いつの間にか忘れられていくのだろう。作家になりたい人は、そういう目で受賞作を研究していくと、いいかもしれない。大学などで「受賞作家のその後」という論文を書けば、話題になりそうだ。例えばテーマでいえば、女性読者の多い「動物・ペットもの」が考えられよう。あるいは昭和100年を控えているだけに、昭和初期のテーマもいいだろう。『地図と拳』で直木賞を受賞した小川哲は、将来を背負って立つ作家に育っていくと、私は期待している。それこそ『夕日と拳銃』など、華やかな作品を残した檀一雄の跡を継ぐような作家になる気がするのだが。☆★櫻井秀勲最新刊★☆櫻井秀勲 著『70代がいちばん楽しい生き方のコツ』 ☆チャンネル登録者数1万3千人突破!!!☆▼櫻井秀勲YouTubeチャンネルはこちら▼YouTubeチャンネル「櫻井秀勲の書斎」▼櫻井秀勲のオンラインサロン☆▼DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」▼Facebookもやってます!▼櫻井秀勲Facebook【櫻井秀勲の好評既刊】櫻井秀勲 著『20代の人生戦略 運をつかめる人は何をしているのか』櫻井秀勲 著『それでも運命は変えられる! 開運大全』櫻井秀勲 著『70歳からのボケない生き方』櫻井秀勲 著『70歳からの人生の整え方』