プールが街から消える =夏の風物詩も変わりゆく、時代とともに=
暑さが全盛になってきた。多くの人はプールに入りたい!と思うだろう、と考えていたら、何とプールの数はこの20数年間で、6割も減っているという。学校のプールも中止しているので、泳げる人も徐々に減っているというから「海に囲まれた水泳王国」とはいえなくなりそうだ。これは涼の取り方が変わったということで、プールに行くより、エアコンの利いた部屋で過ごす率が高くなったということなのだ。20年前はエアコンの普及率が5割程度だったが、今は9割を超えている。そうなると、わざわざ屋外の暑い日差しのプールに行く必要はなくなってきたのだ。それだけではない。プールは大人が行くというより、子どもたちに泳ぎを教える場として、海に行くより手軽だった。ところがいまは、連れて行く子どもがいなくなってしまった。小学校も学童の減っていく中で、プールを造ることもむずかしくなってしまったのだ。いまは泳げない小・中学生が相当多いらしい。 海に囲まれているからといって、泳げるとはかぎらない。なんと海に囲まれた大国、インドでは国民の3分の2は泳げないという。このままで行けば、日本人も泳げないのが当たり前になるのではあるまいか? もしかすると「泳げる水着」を着る時代になるかもしれない。いまやかつてのプールは、新しいスポーツ施設や農園に作り替えられている。ともかく異常な暑さを、プラスに転じる工夫が必要になるだけに、各県とも知恵をしぼっているようだ。 ☆★櫻井秀勲最新刊★☆『太宰治との奇跡の四日間 私的、昭和文壇史』 ☆チャンネル登録者数1万5千人突破!!!☆▼櫻井秀勲YouTubeチャンネルはこちら▼YouTubeチャンネル「櫻井秀勲の書斎」▼櫻井秀勲のオンラインサロン☆▼DMMオンラインサロン「櫻井秀勲のすべて」▼Facebookもやってます!▼櫻井秀勲Facebook【櫻井秀勲の好評既刊】『心をつかむ文章の書き方』『100歳人生を生きる! 92歳、本日も絶好調!!』『70代がいちばん楽しい生き方のコツ』『20代の人生戦略 運をつかめる人は何をしているのか』『それでも運命は変えられる! 開運大全』『70歳からのボケない生き方』