やまとなでしこの格闘技デビュー記

正直にお話しいたします。

私は、格闘技なんてサッパリ分かりません。
もともと興味もなかったですし、
今でも怖くてＫ－１はまともに見られません。
２人の選手のうち、どちらか片方が、
殴られて血を流したり、
蹴られて倒れたりして勝敗が決まるなんて、
なんて辛い競技なんだろう、っていつも思ってます。

それでも私は、
ひょんなことからフルコンタクトの空手を始めてしまいました。
最初の頃は何がなんだか全く理解できなくて、
とりあえずひととおり形の順番を覚えようとか、
せめて準備体操ぐらいついていけれる体力を作ろう、などと、
かなりレベルの低い目標設定で精一杯でした。
特に、スパーリングの時間はかなり悲惨で、
何をしていいのかも全く分からず、
「ただそこに立っているだけ」の状態が何日も続きました。

そのうち、手を曲げたり伸ばしてみたり、
足をバタバタさせたりできるようになって、
ようやく今では、
相手が「そ～っと」蹴ったり殴ったりしてくるのを、
辛うじてよけたり、受けたりできるようになってきました。


このような状態なので、
およそ「格闘家」と呼ぶには程遠い私ですが、
それでも、大きな夢があります。
それは、何年かかっても良いから「黒帯を取る」こと。
図々しく、かつ無謀な挑戦ということは重々承知の上で、
私、撫子は、
大志を抱き、ここに宣言をいたします。


強い女になりたい
黒帯が欲しい