カテゴリ:あいあん★どーる an irondoll
まるで長い夢を見て、突然目が覚めた時のように。
ふと冷静になって、我に返ると、 私はどこを目指していて、何をしているのか 「今」を見失いかけている自分に気づいて、ハッとすることがあります。 例えば、 時間に追われ続けて、心がカサカサに乾いた時に。 仕事と空手の挟間で、心が軋むのを感じた時に。 アザだらけの身体を見て、心が折れそうになった時に。 人と自分を比べて、心が泣いた時に。 行く道程の長さに、志が崩れかけた時に。 その瞬間はふいに訪れて、私を苦しめるのです。 私にとっての空手は、 生活のためでも、義務でもありません。 正義や恐怖に突き動かされたわけでもないし、 誰かを想って始めたわけでもありません。 ただただ「自分のために」「自由な意思で」 空手を続けられるという恵まれた環境、気楽さゆえの難しさ。 今日のように落ち込むことがあった日は、 ついついこんな風に、独りで勝手に思い悩んで、 空手を続ける理由を探してみたり、 心細くなったり、沈んだりして感傷に浸ってしまいます。 本当は、「空手が好きだから」「楽しいから」だけで 充分続けていけると分かっているのに☆ たまにはヒロイン気分に酔いしれて・・・。単純なのですぐ元気になるのですが(笑) 漆黒の空には、澄んだ上弦の月が浮かぶ今宵。 神様。どうか私に、あと少しだけ強さをください。 ←クリックしていただけたら励みになります☆ 撫子 (C)十五夜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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