ゆき姫のお部屋♪

ずっと思っていた事を今日は書こうと思います。

私はピアノ講師でもあり、演奏家でもあります。
日本の音大を卒業しましたが、ジャズをやりたくて
在学中からアメリカのジャズ専門の大学を卒業した方に師事していました。

その方は演奏者としてはプロで活躍していて、ジャズ雑誌にもインタビューにのったりCDも何枚か出していて優秀な方だと思い尊敬しています。

でも、指導者としては優秀とは言えないと思います。

私のクラシックの方の師事していた先生が言っていたことですが、
演奏者で有名になっている人は指導力は無い人が多いと言っていました。
何故かというと、出来ない人の気持ちがわからずに、
どうやったら出来るようになってくれるか等と
考えていないからだそうです。


そのクラシックの先生は演奏してもプロですので勿論上手だし
尊敬しています。
教えている時間の方がはるかに長いので
演奏したくても中々時間がとれないのだと思います。
それに教えると言う事にとても情熱をもっていらっしゃって
一回のレッスン時間をはるかにオーバーしてしまいます。

逆にジャズの方の師事していた方のレッスンは時間ばかり気にしていて
レッスン内容も、とても薄いものでした。
それでいてお金の事になるとやたらと熱心になります。

「２ヶ月休んだら又再開する時に入会金を支払って下さい。基本的に一度決めたレッスン日は変更しないのでレッスン代も返金しません。」

まぁ、それで納得して私は習ってましたが
私も有名某音楽教室や個人で教えていましたけど、
個人で教えている人では中間マージンが基本的には無いので
そんなにお金に熱心に？なってる人は私の周りにもいなかったし
初めてでした。
それでアメリカの大学を卒業したからといって
普通の音楽教室の月謝分の額が、1レッスンの謝礼ですので
お金を工面するのにとても大変でした。

なのに、「1ヶ月に最低2回以上は、きて貰わないと困ります。」
・・・困るって私が困るんじゃなくて先生が困るんでしょ。

結局、1ヶ月の保障額が必要なんだと思いますが、
レッスン先払いで2回分を毎回支払う事になりました。

レッスンの金額は云々、レッスン内容に見合っていれば良いのですが
この先生の場合は指導者としての私の目からみてもおそまつな内容
だと思いました。
一流大学を出ているから高くて当然。だから内容が少しくらい薄くてもしょうがないでしょ。

そうでしょうか。
病院でも一流大学病院だから他の病院と同じ額で質の高い医療をするのか。
といったらそうではないと思います。やはり金額に見合ったものをしなければならないのではないかと思います。
話がそれてしまいましたが・・・

当時、仕事を幾つも掛け持ちしていた私は中々レッスンの時間もとるのに
大変でした。
それにレッスンに行くとなるとレッスンに行くために
沢山勉強していかないと意味が無いので仕事をしながら、
レッスン＆勉強の時間を取るのは厳しい物がありました。
でも、私はこの先生の言いつけ通り忘れる、遅れる等なく
レッスン代も支払っていました。

でも一度だけうっかりレッスン代を持っていくのを忘れてしまった事がありました。かばんの中に入れたはずなのに、忘れてしまったのです。
その時、この先生の素顔が見えました。


その時から、習っているうちに段々と、この先生は私の事をお金としか思ってないんじゃないか等と思うようにもなりました。

なので演奏は素晴らしかったのですが、人間としての信頼性というものが
なくなってしまったのです。
習い始めた時、その方はアメリカから帰ってきたばかりなので
まだ無名でした。今は有名になってきていると思います。
その方は有名になるのを第一として考えていたので、
指導というのは確実にお金が入るものとしか考えておらず、いわばどうでもいいものだったのだと思えます。自分の習ってきた事を教えるのを本当は
嫌なんじゃないかとも思えました。
そんな感じな方だったので徐々に生徒は辞めていってました。

私も妊娠を期に、その方のレッスンにいっていません。
今は独学で勉強しています。

その方は今は有名になってきているので指導してお金を稼がなくても
大丈夫だと思いますが、
自分の子供にはそういう方の下には正直習ってほしくないと感じます。
きちんと情熱をもって教えられる人に習って欲しいです。

情熱があるのか、ないのか。そんなのどうやって見分ければ良いのか
習う時になってみないとわからないですよね、
でも見学などでもわかります。

いつも毎回レッスンや授業で、時間ばかり気にしている指導者は、
熱心な方は少ないと思います。そうではない方もいるかもしれませんが。
次の生徒がたとえ来てても待たせる位、きちんとやっている方は
しっかりと情熱を持って教えている方が多いです。
後は、その先生の人柄を良く見て、性格が合うか合わないか。

最終的にはコレが一番重要だったりしますが、
私の場合はジャズの方の先生は演奏家としては尊敬して
いましたが、人間としては合わなかったのだと思います。

なので子供に習い事をさせるときに親の見る目というのはとても
大事だと思います。
教える立場から見ても、
子供をみているとどのような親だか大体わかります。
素直な子、言う事を聞かない子、人の話を良く聞く子、聞かない子。
全員違いますが、やはり親の影響力は強いです。

愚痴みたいにもなってしまいましたが、
子供に習い事をさせるのであれば、親も少しは
努力をしなければいけないと思います。
やはり熱心な親なら熱心さが先生にも伝わり、
それが子供にも伝わってよい方向にいくと思うのです。

最後に、私の指導のモットーは一生音楽を好きになってもらうこと
楽しんでもらう事です。
わからない事は徹底的にわかるまで教える。
私のクラシックの先生のような情熱さを目指して
音楽を楽しみたい子供たちや、目標に向かっている子供や大人の方に
教えていきたいと思います。
そして子供を産んだ今では、
小さな子供を持つ親御さんや、子供たちにも楽しんで貰える様な演奏会を
開けたらいいかなと思っています。

すみません。。。テーマとかけ離れてしまったかもしれません。
ちょっと普段いえなかったのでここで秘かに？言わせて頂きました。