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カテゴリ:スキー
いよいよ両スキーを履いての練習だ。
ここでたいていの人は顔色が変わる。 極端に自由度が下がるからだ。 片スキーのときはまだ立っていられるので、なんだかんだ言いながらできてしまうわけだが、ここからは違うことを実感するわけだ。 両スキーを履いてます何をするかというと、歩くのだ。 そのときにストックを使えるとなおよい。 右手左足を出して、出したストックを突く。 左手右足を出して、出したストックを突く。 この繰り返しで歩いてみる。 そして方向転換。 ここで、スキーのテールを軸にしてトップを開き閉じしながら回る方法と、トップを軸にしてテールを開き閉じしながら回る方法を学ぶ。 テールの開き閉じに力を入れるとなおよい。 これは直滑降からテールの開きだしによる減速を行うときに役に立つからだ。 次にまた歩くわけだが、今度は右手右足を出す、左手左足を出すに変わる。 そして両スキーを揃えてストックで漕いで滑走してみる。 このときに大抵の人はストックを遠くに突いて腕で引き寄せようとする。 なので、ストックをビンディングのトウピース横あたりに突いて、グリップを前に押し出すようにすると楽に漕いで行けることを学んでもらう。 この行程を10-15分程度で行いたい。 ここで学んで欲しいのは「スキーは滑る」ということ。 たいていの人は両スキーを履いて「滑らない」ようにしようとする。 そうではなくて、スキーは滑るのだと理解できると次に繋がりやすいのだ。 特に方向転換のときにスキーを立てて180度向きを変える方法はここではやらない。 危ないからだ。 トップもしくはテールを開きだして閉じる練習の中で、スキーを開いたときにインエッジが立っていることを知ってもらうことが大事だ。 テールを開いたときにプルークスタンスになるからだ。 テールを開くときには自然にテール側を持ち上げる動作になる。 これがまた後々のためになる。 初心者に教える上で、両スキーを履いたときが一番の難関ではないかと思う。 今までとは世界が変わるからだ。 この過程はぜひ頑張ってもらいたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月13日 05時55分13秒
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