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カテゴリ:救急法
救急法の講習内容がまた変わるようで...
なんか改定されるたびに内容が簡略化されていくなあというのが正直な感想。 その一番の理由は、講習の時間がどんどん短くなっているということだ。 私が救急員養成講習を受けたころは確か4日間...いや、5日間あったんじゃなかったかなあ。 けっこう内容もハードだったと記憶している。 包帯法にしても、本当にきちんと巻けてないと、細かいところまでダメ出しがあったし、なにより心肺蘇生法が厳しかった。 胸骨圧迫(当時は心臓マッサージだったな)と人工呼吸をやりながら救急隊が到着するまでやるというシナリオで、確か3分30秒の実技を行うのだ。 当時の人形からはチャート紙が吐き出され、胸骨圧迫と人工呼吸のグラフが波形図として示されるのだ。 これを見られながらそれはもう厳しいチェックが入っていたな。 胸骨圧迫の波形が一定でないとか、時間内に規定回数が行われてないとか、特に人工呼吸は吹き込み量とか時間とかそれはもう厳しく言われたもんだ。 テキストにチャート紙に出される波形が示されているんだが、「これの通りにやってください」と。 なんというか△△みたいな形になるんだけど、吹き込みが一定でないと左側の辺が弧になったりするわけ。 それだとアウトなわけで直線で示されるようにしないといけないとか。 それが今では、チャート紙なんか出てこないし、そもそも講習も3日間で行うのではなかったかな? 基礎講習と養成講習に分かれているから、都合4日間になるんだっけ? とにかく時間が短くなっている。 それにともなって、やらないといけない内容もどんどん減ってきているのが実情だ。 今回は止血の内容が変わることになっているみたいだ。 これまで止血の内容として、傷口を直接押さえる直接圧迫止血法と止血点を探して押さえる間接圧迫止血法、そして止血帯を用いる方法を紹介してやってもらっていたのだが、どうやら間接圧迫止血をやらなくなるみたいだ。 理由としては、止血点を探すのに時間がかかり、素早く止血をすることができないからだそうな。 確かに実際の現場では慌てていると止血点を探すのも手間取るかもしれないな。 それに、講習の中ではそれなりな服装でやっているので、止血点を探すのもさほど苦労することはないけど、実際にはどんな服装なのか分からないからなあ。 傷口を直接押さえる方が分かりやすいということなんだろうな。 それに、講習の中でも腋窩動脈とか鼠径部での止血がけっこう大変。 わきの下はくすぐったいしねえ。 鼠径部は押さえるところが微妙なもんで、なかなかね。 うまく押さえないと止まらないし。 そう、これは実際に血流が止まるかどうか確認するんだ。 講習でもこれはけっこうみんな苦労しているもんな。 そうそう、AEDも機械がどんどん進化しているもんで、今の講習の内容ではついていけなくなってるな。 その点も変更になっていたなあ。 今は特にコロナの関係でいろいろと制約があるわけで、その状態で講習をやりながら実際はどうとかいう話をしないといけないものけっこう大変だ。 いつになったら普通にやることができるのやら... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月22日 05時59分49秒
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