山海屋本舗

２０２０年から始まったコロナ騒ぎもようやく一区切りがつくことになりそうだ。

　今日から感染症の分類が２類相当から５類へと変更になる。

　扱いとしてはインフルエンザと同様ということで、生活する上での環境はずいぶんと変わってくると思う。

　なにより「濃厚接触者」という概念がなくなるのがありがたい。

　こいつのおかげで家庭でも職場でもダメージが大きかったものなあ。

　ただ、インフルエンザと異なるのは有効なワクチンが確立されていないこと、そしてこれといった薬がないことだ。

　ワクチンについては、もはや何のために接種しているのか分からない状況だったからな。

　最初は「２回接種すればマスクも要らないし、行動制限もかからない」みたいなこと言ってたよなあ。

　それが「重症化を防止することができる」と言って３回、４回と接種を訴え、どうも副反応らしい症状が多く伝えられると、終いには「高齢者や基礎疾患がある人だけ接種」みたいになった。

　いくら接種をしたところで、第５波だの第８波だのと感染が拡大してたしな。

　結局のところ、ワクチンは感染拡大防止にはなんの役にも立たなかったことが分かっただけでも良しとせねばな。

　ここからは未知のワクチンを接種した影響がどう出てくるのか、中・長期的な検証が始まるというわけだ。

　薬もいろいろと出てきたけど、インフルエンザのように投与して後は熱が下がるのを待つだけだ。

　どうしても初期のころの「発症したら高熱後肺炎」で死を待つだけみたいなイメージがあるのだが、現在は「インフルエンザよりもきつい」という状況のようだ。

　あまり大したことがなかったという人もいたし、高熱でかなりきつかったという人もいる。

　味覚障害があったという人もいたな。

　幸いなことに、私の周りで死に至った人はいなかったのだが、考えてみればインフルエンザも毎年流行しては死者も一定数出ているということだ。

　マスクは３月半ばから個人の判断ということにはなっているけど、これについては医療関係とかはまだ自由ということにはならないだろうなあ。

　まあ、インフルエンザが流行する冬から花粉が飛び回る春にかけては割とマスクをしている人もいたから、「マスクしたい人はしたらいいじゃない」くらいにはなるんだろうけど、どうも同調圧力をかけたがる人達がいるみたいだからなあ。

　特にマスコミ。

　マスクをするだの外すだのでいちいちインタビューして回ったり、マスクを個人の判断となってからも、マスクをしないと感染拡大がどうこうとか言ってマスクを外すのはよくないようなイメージを与えたり。

　今度はマスクをしている人を追い掛け回したりするんだろうなあ。

　ただ、この時期はたいてい調子に乗る輩と、変化を嫌う人達とのせめぎあいになるんだよな。

　それを面白おかしくマスコミが報じるもんだからおかしな話になる。

　そうそう、職場ではパーテーションなんかをやってたけど、こいつをどうするかな。

　日常に戻すには外してもいいんだろうけどねえ。