山海屋本舗

アルファードがモデルチェンジした。

　なんというか、もうファミリーカーではないなと。

　値段もそうだけど、ファミリーカーとしての重要なポイントがすっかり失われているようだ。

　見る限り、８人乗りがない。

　２列目は全てキャプテンシートというわけだ。

　そこにチャイルドシートを設置する？

　まさかチャイルドシートは３列目ってことはないよなあ。

　３列目は相変わらずの真ん中割れ仕様なので、ここも実質２人乗りと考えていい。

　つまり、今回は基本６人乗りというわけだ。

　２列目が全てあの変なソファーみたいな座席になっているということで、もはや子どもが座ることなど考えていないようだ。

　ただ、ベルファイアのガソリン車が2.4Lターボというのはいいね。

　もともと２ｔ超えの重たい車体を2.5Lのエンジンでは役不足だったものな。

　前にヴェルファイアに乗ってたけど、2.4Lのガソリンエンジンではちょっと苦しいなと。

　3.5Lなら余裕はあるけど、ここまででなくても３Lエンジンでいいんだけどなあとか、せめて２Lターボくらいのエンジンが欲しいなと思ってたところ。

　2.4Lターボなら十分だ。

　速さがどうとかではなくて、例えば上り坂とかでも余裕ある走りができるよなってこと。

　ただ、ハイオク仕様になってしまうので、ここはレギュラー仕様で出してほしかったなと。

　そうは言っても、５００万円からという価格設定では、まあ庶民は手を出せないなあ。

　前は３００万円からだったし、そもそもベースグレードでも十分な装備だったしね。

　ま、買い替えで下取りを考慮できるならいいんだろうけど、それでも４００万円は切らないだろうしな。

　なにより、今回のを見て思ったのだが、「自分で買って運転する車ではないなあ」と。

　どうみても２列目に座ってこそ価値があるというものでしょ。

　いくら豪華に見せたところで、ドライバーズカーではないよな。

　そもそも価格的に手が届くような車でもないけど、この値段を出して手に入れたところで、運転手もセットでないと満足できないよなあ。

　つまり、そこまでできる人なら買ってもいいのかなと。

　ということで、今回のアルファードはファミリーカーとはならないので、一体どんな人が買うのだろう？

　というか、いきなり抽選でしか買えないってどういうこと？

　ここからして、庶民カーではないよな。

　でも売れるんだろうな。

　今回はけっこう良さげだもの。