山海屋本舗

さて、なかなか雪が降ってくれません。

　スキー場はもう悲惨な状態。

　メインのコースはまだ人工雪でなんとか持っているものの、初心者コースなど、もはやこれまでな上体だ。

　それでもまだ救われているのはお客さんも少ない状態？

　しかし、この日は客層がよろしくなかったなあ。

　狭いコースの中で飛び回るスノーボーダー、コースの真ん中で座り込むスノーボーダー．．．

　本当に勘弁してほしいものだ。

　ここ最近は割と客層も良かったんだけどなあ。

　コースの端にジャンプ台作ってコースの中に飛び込んでくるもんだからたまったものではないよ。

　天気も午前中は微妙に雨模様。

　午前中はレッスンの担当がなかったので（というかすでに全くやる気がなかったというのが正解か？）スタッフトレーニング。

　雪もザクザクのグサグサな雪なので、こういう日こそ「板をずらす」だ。

　油断すると板が埋まってしまいそうな雪でいかに雪面をなでるようにずらしていくか。

　もちろん絶妙なポジショニングが要求されるわけだ。

　少しでも角付けが強くなるとぐっと抵抗が大きくなるからな。

　今回はコース幅も広くないということで、横滑りの連続をやってみた。

　が、これがなかなか難しいわけだ。

　午後からは、なんとかボーゲンができるようになったという小学生。

　リフトには乗ったことがなく、スキーも久しぶりというので、まずは平地で足慣らしをしていざリフトへ。

　なんかずいぶん怖がりなのかなと思ったら、どうも過去の体験に難ありな状況。

　小学生だと一人でリフトの乗り降りに挑戦してもいいかなと思ってたんだけど、ここは作戦変更。

　一緒に乗ってトライすることにした。

　滑る方もやはり怖いみたいで、これはちょっと手ごわいなと思ったが、割とバランス感覚はいいみたい。

　出だしこそ怖がってはいたけど、一緒に滑るとなかなかいい感じで滑っている。

　この日はコースの状況が非常によろしくなかったのだが、それでもボーゲンでの直滑降はなかなかいい感じ。

　しっかりとスピードコントロールもできる。

　この日は「スキーが楽しくなる」をテーマにしていろいろとやってみたので、技術的にはターンまでは行かなかったけど、なんとか滑ることに少し自信を持ってもらえた様子。

　はやり、最初が肝心だなと実感。

　夕方は正直あまり滑る気には鳴らなかったが、それでも１時間ばかりトレーニング。

　いかに楽に滑るか、ということで徹底的にスキッディングターンを。

　終わったときに気が付いたんだが、ブーツが泥だらけ。

　まあ、そうなるよなってことでさすがにこの日は板とブーツを洗ったぞ。

　早く雪、降ってくれんかなあ。