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2024年02月19日
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カテゴリ:スキー


スキーが上達してパラレルターンができるようになると、そこからの道のりがずいぶんと長いものになってくる。

 ただ、パラレルスタンスでターンができるから、いかにかっこよく、速く滑れるかってのがテーマの一つになってくるからな。

 これは大回りの話。

 小回りももちろんテーマの一つにはなるんだが、やはりスピードを出してかっこよく滑りたいじゃないか。

 実はここからは少し、スキーの技術と離れたところで重要になるポイントがある。

 それは「体の柔らかさ」だ。

 スキーが上手くなるにはということで、いろんな本もあるし、最近は動画なんかもたくさん出ているが、「体の柔らかさ」に触れたものは多分ないと言い切ってもいいくらいだ。

 もしかしたら「体の柔らかさ」は大前提になっているのかもしれんな、と思うくらいに誰も触れていない。

 もしかしたら触れているものもあるかもしれんけど。

 今一度、スキー操作の基本に返ってみると、下半身の三関節、つまり足首、膝、股関節が重要だということはまず出てくる。

 この話は聞き飽きるくらいに出てくる。

 それらの可動域が大きいほどいいわけだが、この点にはまあ触れていない。

 で、スキーが上達して、パラレルターンもぶいぶいいわせるようになると、「内傾角」という言葉にやたらと出会うことになる。

 デモとかが滑ってると、ターンのときに脚がピーンと伸びて傾いているのを見るだろう?

 あの下半身の傾きを含めた体の傾きが内傾角だ。

 「下半身の傾き」と言い切った方が分かりやすいかもしれないな。

 あの内傾角を作ることが一つのテーマになるわけだが、これには技術うんぬんよりも股関節の柔らかさ、つまり可動領域の大きさがものを言う。

 よく、準備運動とかで、脚を開いて片方を曲げて片方を伸ばすってやるじゃない。

 あればつま先を上に向けて脚裏を伸ばすわけなんだけど、つま先を前方に向けて膝横を押して股の内側を伸ばしたりするじゃない?

 アレだ。

 そのときに股関節が柔らかい人は深く曲げて腰を落としていけるけど、そうでない人はこれができない。

 内傾角を作るにはこの動きが必要になってくるということだ。

 私も股関節はあまり柔らかくないので、ターンをしていてどんどん傾きを作っていくんだけど、早々に限界がやってくる。

 でも、遠心力に対抗するためにもっと傾けないといけないとなったときには、致し方ないので体全体を傾ける、と。

 実はこれ、あまりよろしくないんだよね。

 ターンの切替が遅れるから。

 なので、股関節を柔らかくすべくストレッチなど頑張っているんだけどなかなか...

 まあ、股関節だけでなく、やはり体が柔らかいにこしたことはないので、スキー上達のために、ぜひとも体を柔らかくして行った方がいいと思うぞ。





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最終更新日  2024年02月19日 05時56分00秒
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