山海屋本舗

最近の車って、オートライトが主流になってきていて、任意に消灯することができなくなっている。

　一応、消灯する方法はあるんだが、走り出すと周囲の明るさに応じてライトが点灯するようになっている。

　これにはだいぶ慣れてきたんだが、どうも気になるのがオートハイビーム。

　自動でハイ・ローを切り替えてくれるわけだが、こいつの信頼性がいまいちというかなんというか．．．

　ノアだとハイ・ローの切替のみでほとんど使ったことがない。

　というかハイビームにする機会がほとんどなかったと言うべきか。

　一度試しに使ってみたことがあるけど、まあ割と反応は良かったと思う。

　ライズはアダプティブハイビームとかいうやつで、部分的にビームをカットできるという。

　確かにハイビームになっているのに前に車がいるとそこは光が当たっていない。

　ただ、歩行者には容赦ないようで、歩道に歩行者がいても殺人ビームを投射している。

　いや、本当に眩しいんだよ。

　ただ、このアダプティブハイビームはちょっと信頼度が落ちるような気がする。

　というのも、前に車がいるのにハイビームのままのときがあったわけだ。

　軽トラだったと思うんだけど、ずっと殺人ビームを投射し続けるもんで、これはどうしたらいいんだ？と。

　実は常時点灯にすればいいんだけど、なぜかそのときはそのことを忘れていて、軽くパニックに．．．

　致し方なく車間を取ってできるだけ迷惑にならんようにと。

　スイッチを一段階ひねって常時点灯にすれば普通にロービームになるんだけど、それを思い出したのは数日後の話。

　まあ、それ以来、前に車がいるときは普通にロービームにしているんだけど、まあオートにしていてもそれなりに切り替わってはくれるようだ。

　こうやってだんだんと便利？になっていくのはいいんだが、なんか車を運転しているという意識はだんだんと薄れていくようだな。

　その昔はあれこれと操作するのが楽しかったんだけどなあ。

　オートライトはセンサーの反応速度がモノを言うわけで、まだ自分の感覚とは合っていないような気がする。

　自動でやってくれるのはいいんだけど、自分の感覚とずれているというのはちょっと気持ち悪いもんだ。

　多分、ここ最近、対向車のライトが一瞬眩しいけど、すぐに眩しくなくなるというのはこの機能が働いているんだろうなあ。

　ただ、まったくハイビームのままで突っ込んでくる車は勘弁してもらいたい。

　トンネルとかで後ろの車がハイビームのままってのも迷惑な話だ。

　多分、普段はオートライトの車に乗っていて、たまたまその機能がない車に乗ってロービームに切り替えるのを忘れているとか、「原則ハイビーム」と言われて意図的にハイビームのままとか．．．

　LEDになって余計に眩しくなってるもんで、できることならそこはなんとかしてほしいもんだがな。