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カテゴリ:スキー
シーズンも終わりだというのにスキー場へと向かう初心者たち。 今回は3月に入ってまとまった雪も降り、ゲレンデ状態もかなりいい感じではあったけど、たいていはぐさぐさもふもふのとても滑りにくい雪で、積雪量も十分ではないわけだ。 それでもシーズンも終わりになって初めてスキー場を訪れる人達がいる。 スクールに入る人もいるけど、大半はスクールに入ることもない。 滑れる人に連れてきている人達もいるけど、初心者集団もいる。 端から見ていて非常に心配にはなるのだが、まあ、そこはそれぞれの自由だ。 初心者はスクールに入った方が上達は早いと思うけど、スクールに入らないといけないという決まりはない。 多分、周りを見様見真似でやっているのだが、きちんと装着もしていなくて、リフト乗り場でリフトを止め、降り場で盛大に散ってリフトを止め... コースではどう動いていいかもわからずにもがき続け... 立ってはこけての繰り返し... でもね、なんか楽しそうなんだよな。 そういうのを見ていて、技術上達を求めてきている人からは「なんでスクールに入らないんだろう?」と思うようなのだが、別に、スクールに入らなくても、見様見真似でもなんかそれなりに滑れているんだよな。 イントラとしては「スクールに入って教わった方が上達は早いよ」と言うべきところではあるが、まあ、そのあたりは本人たちの気持ち次第だもの。 そんな話をシーズンの間に何度かしたのだが、そこで行きついた結論は... 「彼らはスキー場に来ることを楽しんでいるのだ」 そう、多分、彼らの目的はみんなでスキー場に行くことなのだと思う。 スキー、スノボをやりにくるのではない、というかそれがメインの目的ではない。 そうだな、観光旅行に行くのと同じ感覚ではないかな? 例えばさ、京都に行ってお寺とか街並みとか見て、舞子体験をしてみる、そんな感じなのではないかと思うのだ。 彼らはスキー場の雰囲気を楽しみに来ているわけで、そこにスキー、スノボがあるからちょっと体験してみよう、とそういうことなのだと思ったときに、なんか腑に落ちたような気がしたのだ。 彼らにとってはスクールも体験コーナーの一つであり、楽しむためのアイテムの一つなのだと。 もちろん、けっこう金もかかるわけで、スキー場に車での交通費だとか、スキー、スノボのレンタル、リフト券、食費、など... まあ、ざっくり考えても1万円はかかるじゃない? だけど、観光旅行と考えると、まあそんなもんじゃないかと。 なかなかスキー場なんて行く機会もないので、ちょっと非日常的なところにきて、「これがスキー場か」と感動して、スキー、スノボというのをちょっと体験してみて...いや、1日楽しかった、となれはそれで満足ということだ。 そういう楽しみ方もアリだなと。 スクールとしては、そういう人達にスキー、スノボの楽しみ方を知るお手伝いができて、次にはスキー、スノボをやりに来てくれるといいなと思ってみたり。 シーズンも終わりになってスキー場に現れる初心者たちが少し謎だったんだけど、これでなんとなく分かったかなと。 別に本人たちに確認したわけでもないんだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月15日 05時57分58秒
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