山海屋本舗

最近は新しい車が出るという話題がないね。

　おそらくは一連の不正問題が原因だと思うんだけど、本来ならもうモデルチェンジしてもいいころの車がなかなか新しくならないのだ。

　代わりにということでもないだろうけど、やたらと海外の車の話が出ている。

　海外の話を聞かされてもねえ、と思うんだが、これがまた国内の話と間違えそうなタイトルでネットに出たりするもんだからな。

　そうかと思えば、「こんな車が出たらいいな」みたいなのが、いかにも新型が出るみたいな勢いのタイトルになっている。

　こんなに車の話題が出てこないって一体どうなんだろう？

　ひところはEVの話ばかりで、数年で内燃機関はなくなりすべてがEVになるみたいな勢いだったけど、ここ最近はそのEVすら影を潜めているような．．．

　ただ、街中でEVを見る機会は少し増えたかな？

　割と乗ってる人もいるように思える。

　そうは言っても、ひところの勢いはなく、国内ではどうやらハイブリッドが主流になりつつあるようだ。

　というか、ハイブリッドしか作らないのか？と思えるくらいにガソリン、ディーゼルエンジンの車が出てこないだけか。

　結局はバッテリーの問題が解決してないんだよな。

　緊急時にどうする？って話だ。

　冬時期の積雪による大渋滞を何度もニュース等で見たり、実際に経験した人もいるだろう。

　そこで電欠したときにどうする？という問題がまだ解決されていない。

　ディーゼルもアレだが、ガソリンの場合はガス欠になったところで給油すればすぐに動くことができる。

　ディーゼルもガス欠一歩手前で止めておけばなんとかなる。

　が電気ばかりはすぐに充電というわけにもいかない。

　最近は大雨による災害も多いが、車が浸かったらどうなる？というのもあるな。

　まあ、その場合はガソリンも同じか。

　そしてバッテリーもいつかは寿命を迎えるわけで、交換しなきゃならん。

　そのときのコストと、廃バッテリーの処分が解決できていない。

　結局、エコだとかCO2削減とかをウリに出てきた電気自動車も、実はエコでもなんでもなかったということが分かったわけだ。

　というか、自動車メーカーは最初から分かってたよな。

　世界中がEVに走ったとき、トヨタだけが内燃機関にこだわった。

　それを世界中がこき下ろしバカにしたわけだが、今になってトヨタが優位に立ちつつある。

　というか、トヨタだけだよな、内燃機関からEVまで全てを同時進行で動かしてきたのは。

　そして現時点ではハイブリッドが有利であるとして、その特許を全て公開したんだよなあ。

　こんなことできるメーカーが他にあるかね？

　そのトヨタですら、今は新型車を出せないんだよな。

　ちょっとこれは憂慮すべきことかもしれないな。