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カテゴリ:スキー
多分、ここでも何度か書いたことがあると思うが、「スキーは滑る」ということだ。
何を当たり前な話を、と思うかもしれんけど、意外にこのことをしっかりと認識されていないんだよ。 スキーは板と雪面の抵抗の変化を利用しながら、斜面を滑り下りるスポーツだ。 なので、スキーは高いところから低いところへと滑って行く。 初心者はまず、この原理原則を理解していない人が大半だ。 初心者のレッスンではまず平らなところでスキーを履くというところから始まるわけだが、いくら平らなところとは言え、まったく斜度がないわけでもない。 微妙に傾きがあったりすると、自然の法則に沿って高きから低きへと流れて...いや、滑っていくわけだ。 だからスキーを履いたとたんに滑り出して慌てるわけ。 まだこれはいい方で、あきらかに斜面なのにスキーを傾斜に合わせて置く人がいる。 その状態でスキーを履けばどうなるかは言うまでもないわけだが、こういう人は結構多いのだ。 だから、スクールに限らず初心者に教えるときは、まず「スキーは滑る」ということをしっかりと説明するべきだと思う。 ここをしっかりと理解できたら、上達の度合いは全く変わってくると思う。 滑れる人が斜面でも止まっていられるのは、スキーの向きであるとかエッジのかけかたであるとか、そういうテクニックを用いて止まっているわけで、その人のスキーが滑らないからではない。 どんなに上手い人でも斜面の方向に板を向けて立てば間違いなく低い方に滑り出していく。 意図してやれば「滑って行く」で意図しなければ「滑り落ちていく」だ。 現象としては同じなのだが、意図したものかどうかで結果は変わってくる。 スキーをやって滑るのが怖い人はまず、「スキーは滑る」ということをしっかりと認識してみてほしい。 そうすると滑ることにたいする意識が少しは変わってくるというものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月03日 05時57分37秒
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