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2003.11.29
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この1年、オレの生活の基盤はこの楽天日記だったといっていい。今日の日記には何を書いたらいいだろうかということを考えながら生活し、書くネタがないときは無理矢理映画を見たり、興味のないニュースを掘り下げて考えてみたりしていた。生活のことを書きとめるのが日記の本質であって、日記を書くために生活するのが本末転倒であることは重々承知していたが、それでもここに日記を書きつづけるために、オレの生活は動いていたといっていい。それだけ刺激的だったということだし、その刺激にオレは囚われ続けてきた。

11/30をもってオレは日記を書くことを辞めるが、まるみちゃんが言っていた通り、辞めることにそれほどたいした理由があるわけではない。彼女は意外と、他人をよく観察していて、その観察眼は非常に鋭い。
理由はなんだろうか。「潮時」とかそんなことだと思うが、自分でもはっきりとは言葉にできない。深く考えていない証拠だ。

この一年、楽天日記に囚われながら生きてきたみたいで一見苦しそうだが、実のところ居心地はまるでよかったし、だから結論としてとても楽しかった、というような印象しか残っていない。
それはきっとここに、多くの「出会いの可能性」と、ほんのわずかではあるけれども、「痛みの共有」という要素があったからだ。
楽天日記にかかわらず、インターネットのこういったシステムの多くは、意識を率直に交換できるという特性を持っている。その特性の有利なところは、普段実際に会って話したりするときにはわからないポテンシャルを感じられることだ。そういった意味では、まるみちゃんや、つなみ嬢との出会いはとても衝撃的だった。うれしいことにつなみ嬢はオレの影響を受けたといってくれたが、多分相乗効果でオレもだいぶ彼女の影響を受けている。つなみのもっと率直にというか、内臓とか血液とかのレベルで誰かに浸入し、侵略されたいと思った。でもまだ皮膚にも触れていないような気がする。オレの手のひらの温度とか感触ぐらいは、誰かに伝わっているだろうか。

ここを拠点としてオレは、いくつかの現実的な出会いに立会い、いくつかの非現実的な出会いを傍観した。傍観したつなみ嬢の出会いは非現実的だ。かたや顔を知っているオレの友人につなみ嬢は会った。かたやオレは彼女の顔も知らない。この状況はあまりにも残酷で、非現実的だ。でもいつか彼女には会えるような気がしている。その「可能性」だけでも収穫だと思っている。
そしてmimiと現実的な出会いをした。初めて会ったその日に、2人で東京から京都へ旅行に行った。これは初めて会ったその日にセックスすることよりもむしろ衝撃的じゃないかと思うことがある。彼女もオレと同様、京都あたりに住む友人つまり、フランスやこすりつけやカラコやコビックやとんぼりやPCBやジャージといった魅力的な人間に会いたいと切実に願っていた。
オレ自身の意思とは全く無関係のところでmimiは、「出会いへの欲求」を膨らませていた。強い欲求が放つmimiのパワーにオレはやられた。
ペッパー警部が今度のオフに来るが、それは彼が非常に好奇心旺盛でチャレンジャー的な体質であるということ以前に、mimiが彼を引き込んだ、という要素がものすごく大きいような気がする。
オレも確かにmimiを京都に誘ったが、実はそうなるように巧妙に、mimiの欲求によって仕向けられていただけかもしれない。

水鳥のように優雅に泳ぐイザビちゃんに憧れた。彼女のこの楽天における立ちまわり方は「高貴」といってもいい。オレのめちゃめちゃな日記に、一番多くレスを返してくれたのは多分彼女ではないかと思っているが、それでもどことなく距離的には、離れていたと思う。オレが丘に立っていて、川面の水鳥を眺めているようなそんな距離感だ。なんとかくい下がろうとしてオレも、多分一番多くレスを返したと思う。50回ぐらいのうち、多分2回ぐらい目が合ったろうと、勝手に思っている。最初はオレも水鳥のようになりたかったが、途中でどうあがいても無理だということを知った。そもそも血が、違うような気がする。

楽天日記を書き始めた当初、オレの日記を誰に読んでもらいたかったというと、2ちゃん自転車板で知り合って仲間から友人になった、フランスやこすりつけやコビックやカラコだった。とりわけ女性が好きなオレは主にカラコに読んでもらいたいために日記を書き続けた。カラコは「コラボ日記」という概念だけオレに残し、九州から大阪へと旅立ってしまった。東京からの距離は幾分近くなったはずだが、オレにはどうしても彼女が遠くへ行ってしまったような気がしてならない。

まきも練りからしも、自転車で関連して、仲間から「友人」になった。彼女のおかげで椅子G3が日記を書き始め、そのことが関連しているかどうかはわからないけれども、2ちゃん自転車板の仲間が、続々とこの楽天日記に投入され続けていて「日記ブーム」が巻き起こっているようだ。
彼らのおかげで、仲間内だけで通じる隠語が飛び交う閉塞した「2ちゃんねる」的な粒子が次々と外へ拡散する契機が作られたということになる。いまだ匿名でうじうじと文句だけたれているだけの連中はやがて近い将来、楽天あたりに来て実名で好きなことを言うようになるだろう。
bflatがちょうど、2ちゃんねると楽天の中間か、どちらかというと2ちゃんよりの立場だと思うが、彼の成功のタイミングがおそらく、楽天が2ちゃん的なものを受け入れられるようになった時の合図だろう。そのときに我々は、実名で堂々と他人を批判できるようになっているだろうか。あるいは徹底的に無関心でいるのだろうか。

この1年で日記リンクさせていただくに至った愛すべき人たちのことについてここまで書いたが、1人だけ忘れていた。楽天ではなくジオシティーでごくたまに日記を書き、そして忘れたころにやってきては無責任な暴言を吐いては去り吐いては去る暴君、おおフランスのことだ。
ロッカーを自称する彼は「荒し」としても有名だが、実際に会ってみるととても気さくで温厚で、ハナを鳴らして笑う癖だけが印象的な会社役員、というような実像を持っている。それはミッキーマウスの着ぐるみの中が実はオヤジダンサーズだったという話がありえなくはないのと同じレベルかもしれない。

この楽天日記サイト「リバース」を東京ディズニーランドに見たてたときのミッキーマウスはまぎれもなくおおフランスで、ミッキーつまりフランス見たさによってくる客が、minaでありつなみでありともすれば他の多くのフランスファンだったかもしれない。とりわけminaに関しては、テーマパークの経営陣を批判し「ミッキー出せ(フランス出せ)!」というほど熱狂的たったわけだが、オレは経営方針として何よりも、バランスのとれた中村不思議のブランドイメージを前面に打ち出そうとしていたから、その要求に応えられたかどうかはあまり自信がない。

この直近の1年に限らず最近、1年という単位が非常に短いような気がしていてならない。昨日何食ったかとかそういうことはあまり覚えてないけれども、1年や2年ぐらい前の出来事は、1週間ぐらい前に起こったことのように鮮明に思い出せる。パソコンの画面で、読んだり書いたりして「文字」としてアタマの中にインプットされているからだろうか。とりわけ楽天のこの1年は、とても刺激的で快楽的だったから、何年経っても忘れない。

リンクさせていただいた方々や、この「リバース」に関与した全ての人に心から感謝する。
どうもありがとう。





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最終更新日  2003.11.29 19:38:06
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