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性欲の低下がありますか?
ときかれても率直には答えられない。 いやそのまえに、公然と性欲とか持っていていいのだろうか。 女の肌に触りたい欲求にかられることは結構な頻度であるにはある。 でも女に触りたいと思ったとしても、当の女や、あるいは社会がそれを容易には受け付けてくれず、達成が阻まれることがよくある。 女にムラムラとなること自体が、不道徳きわまりない精神であるとされることもある。 女を犯すことと、女を口説いてから犯すこととは、結果は同じだけれども、どういうわけか口説くというプロセスを欠いたら犯罪になってしまう。 技術がないとか魅力に欠けるとかいう理由で女を口説くことができない男の性欲は、金である程度解消できるかもしれない。 金を払い、狭い部屋で女を待ち、愛想笑いを交わすと、服を脱ぐのを見守る。女は下着を脱ぐときもためらわない。我々は、うながされるまま服を脱ぎ、導かれるまま女の肌に触り、やがて射 精する。 当座の欲求は満たされるかもしれない。 「お金はらってそういうことしてるところにいけばいいじゃない」 セックスをせがむ男にたいして女がいうのによくあるセリフで、言われた男は行き場を失ったような感じになってしまうけれども、こんなセリフをいってしまうような女にも品がない。言わせる男もダメなら、言ってしまう女もダメとくれば、底なしに救いのない言葉でもある。 正直、お金をはらってそういうことをさせてもらっても、面白くもなんともない。 気持ちいいことをしてもらっているわけだけれども、気持ちいいのと面白いのとは違う。 どちらかというと、気持ちいいことよりも、面白くなければだめというのが先にたつ。 お金を払ったり、たのみこんだりして無理矢理セックスしたとしても、それは面白味に欠ける。 自分が持っているべき魅力とかそういうものを頼りにして女から一方的に惚れられて、カラダもココロも開いてもらったら、これほど男として面白いことはない。 ところがたやすくそういうことにはならない。ならないことをどうにかしようというところにも面白味はあるかもしれないけれども、女を口説いても口説けなかったという経験を何度も持つと、ああこの女は口説けないんだろうな、とあきらめてしまい、その時点で性欲もしぼんでしまう連鎖が生じる。 このことをもって性欲の低下というのなら、あるいはそうなのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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