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■2011/05/18
リクナビNEXTという転職斡旋サイトのメールボックスに「オファー」が届いたのが5/18。 オファーとは企業側から求職者への「書類応募してみませんか」というアプローチで、ちょっとしたスカウトのようなもの。 オファーにはプライベートオファーとオープンオファーの2種類があり、プライベートは「面接きてください」で、オープンは「書類送ってください」という違い。 企業からのスカウトされる、というときこえはいいけれども、おそらく実際は、リクナビのエージェントがマッチングをしかけているもの。つまり企業の採用担当者ではなく、転職サイトのスタッフが、雇用ニーズと求人サプライを照らし合わせた上で、あたかも企業からのスカウトですよ、という自尊心をくすぐるようなアプローチを求職者にするのが、「オファー」だと思っている。これは妄想と偏見に過ぎないが、いくつかのオファーをたよりに面接に行ってみた感触で芽生えた妄想ではあるから、あながち間違いではないと思う。 オレに届いたのは「オープンオファー」。 前述の妄想により、このオファーという制度が企業の強い要求から出ているものではないことを知っていたから、紳士服屋の割引はがきがまた来たな、ぐらいの瑣末な案件であるとしてしばらく放置していた。当然内容はみていない。 ■2011/05/23 このオープンオファーに必要書類の応募を決断したのが5/23。 ヒマだったからであろう。 応募期限が迫っていて催促のメールも届いていたし、おそらく酔っぱらってもいただろうし、なによりヒマでメールの整理ぐらいしかすることがなかったから送ってみた、ということに違いない。 このときは、書類選考で落ちたらそれはそれでショックだけど、面接に呼ばれたら呼ばれたで面倒かな、ぐらいの感覚だった。どっちに転んでもあまり楽しくない結果だけれども、自分が今どれだけの者としてこの転職市場で評価されているのか、はかりにのっかってみたいという欲求はたまにわきあがってくる。オレを必要としてくれる仕事があるのかどうか。あるとしてオレの理想とマッチしているかどうか。雇用者と求職者の相性一致確率は思ったほど高くない。ということを、約1年半前にこの転職サイトに登録したてのころに10社以上の採用面接を受けてみたときに思い知らされた。 だから求人に応募したとはいえ、なにも期待してはいなかった。 さらっと書いたがこの「なにも期待していない」状態は見方によれば相当深刻である。 現状に希望を見出せないから転職しようと思うのだろうし、ところが転職の望みが薄いということになれば現状にがまんせざるをえない。 そいうのを「絶望」っていうんじゃなかったっけ。 ■2011/05/25 「面接にきませんか」というメールが来たのが5/25(水)。 5/27か5/28はいかがですか、という案内だった。つまりその週の金曜の夜か土曜。 話が急すぎないか?とも思ったが、とりあえず書類選考は通過したらしいので面接に向けて好印象を与えておかなければならず、6月以降の再調整も道としてはあったにはあったが、その2つの候補日の両方を断るにはいかないという打算を働かせ、5/28(土)ではいかがですか的な返信をした。 それで確定したのが5/28(土)。休日一日がまるつぶれなのと、それまでの間に履歴書とか職務経歴書とか用意しなければならないのは非常に苦痛だけれども、前に書いてあったのをちょろちょろっと直してそれを印刷するだけだし、まいっか。 ■2011/05/28 採用面接当日の5/28(土)。 書類の用意もしたし会場までの経路もおさえたし、テンションをあげるために金曜は深酒してよく寝たけど、ちょっと飲みすぎたせいかアタマがいたかったけど、約束は午後だしそれまでには治るに違いなく、だけども問題は今日の雨。傘がない~わけではなかったが、なにをきてゆくべきか。 最初に思い浮かぶのはスーツだけれども、あいにく夏用のスーツは持っておらず、きっちり裏地のついたウールのスーツは着る気にはどうしてもなれなかった。普段の仕事着としてもスーツを着る機会はめったになく、冬にたまに気分転換として着るぐらいの頻度しかない。そもそもスーツが似合わないのである。サラリーマンには2種類いて、スーツの似合うのとそうでないのと、という話をだいぶ前に書いたことがあるのだけれども、オレは似合わないほうの人間である。 スーツが象徴しているもの、たとえば組織への帰属とか礼節とか信用とか、性質の中に持ち合わせていないから似合わない。いくら着飾っても似合わないという印象は伝わる。ひょっとしてオレがかつて受けた就職面接は、似合わないスーツを着ていったからなのかもしれないとも思える。 適当なズボンとえりのついたシャツと、ジャケットぐらいはおっていこうか。 というような感じで面接に向かった。 たかだかネクタイしてないぐらいで不採用を決定されることもあるまい。それで落とされるようなら、こちらから願い下げである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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