カテゴリ:カテゴリ未分類
最近猫背が気になりだしてきた。
昔から猫背ぐせはあったが、若い頃はあまり気にならなかった。 ふと街角のガラスに映る自分の姿を見たときに、あれこんなひどかったっけ、と思い、胸をはって歩くことを心がけるようになった。 年齢とともに筋力も衰えて背中のふんばりもきかなくなっていって、やがて老人のような姿勢になるのであり、その時間の経過を今まさに辿っているのだということを自覚して始めて、それに逆らってみようと思い立つのである。 しかし、立って歩いていても気を緩めるとすぐにもとの猫背に戻ったり、椅子に座っているときはよっぽど気をつけていないとぐでーんとなる。 四六時中気をはりつめているわけにもいかないし、姿勢に意識を集中させるのはせいぜい1分ぐらいが限界であった。 筋トレをして肉体改造を試みるという手もあるのだけれども、その手の努力が長く続いた試しがないし、姿勢がたるんできたから筋トレを始めるというのも老人くさくていけない。 「秀英 調整式背筋サポートベルト」 なるものを買ってきた。グッズに頼るわけである。 これで常に肩を反らしていれば、ホネのカタチから変わってゆくかもしれないということをちょっと期待したことによる。 さておき東急ハンズでは、これのお試し版が置いてあり、試着可能だったのでまずは試着してみた。 幸い周囲にはそれほど人はおらず、うまくつけられなくて恥ずかしい思いをするリスクはそう多くはなかった。 この商品、パッケージの写真からも想像がつくように、対象は女性限定のようである。その証拠に、他製品のLサイズでは窮屈すぎてはちきれそうで、LLサイズでようやく装着できたのだった。 構造としては、タスキがけのひもをウエストのベルトで締める簡単なもので、肩のヒモが腕を吊り上げて背中を反らしているようだった。 翌日からこれを装着して歩いてみた。 もちろんTシャツの上からこのベルトをしたままの格好だとアヤシイ人と思われるから、シャツを羽織って隠す必要がある。炎天下に2枚がさねはうっとうしいけれども、そうもいっていられない。 ちょっと歩いた感じでは、確かに肩が後ろにひっぱられて、正しい姿勢になっていそうである。締め付けられるような感じがするのも、正しい姿勢への意識に作用して、肩甲骨あたりにチカラが入る。 ところが1時間ぐらいすると、なんだか具合が悪くなってきた。 ウエストのところでしめるベルトの圧迫が強すぎたようである。バリバリテープをはがしてフリーにすると、具合の悪いのが治った。 商品パッケージのモデルはウエストでベルトを締めているから、それにならって同じようにしたのだけれども、男性用のサイズではないことから、胸のちょうど下あたり、みぞおちのところに巻きつけるのが自然だということがわかった。 2日目以降は、結構長い時間着けていても平気になった。 成果が現れたかというと、そうでもない気がする。まだ2,3日しか試していないのでそれほどの効果は見込めないだろうけれども、これを外したとたんにまたもとの猫背に戻ってしまって、それが前よりもひどくなっているような感じがある。それはそらした状態との振幅が広いからそう思うだけかもしれないとも思う。 いずれにしても、結論づけるのはまだ早いと思われる。 あと、一つだけ決定的なことがある。 それはこのサポートベルトを外したときの、その解放感である。 あるいは世の女性は、ブラジャーを外す(あるいは外される)ときの解放感のために生きているんだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|