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結論からいうと、禁煙は終了した。
新しい仕事が忙しくなってきて、集中が切れたときや疲れを感じたときに、もうひとふんばりしなきゃいけなくなってタバコが欲しくなり、がまんすることと、このまま集中を切れたままにしておくこととを較べて、吸うことを選んだ。 身体からニコチンが抜けたら吸いたくなくなるというけど、吸いたくなったのだから仕方がない。1ヶ月ぐらい続いたわけだし、初の大がかりな禁煙体験は一定の成果をおさめたともいえるが、結果としてタバコを吸わない人にはなれないようだったから、ここはまあ負けを認めようと思う。 実は禁煙の前に「禁煙セラピー」という本を読んでいた。 読むだけでやめられる、と書かれていたから、ほんとかよとおもいつつ読んでみたら、なんとなく禁煙しようという気になったし、1ヶ月も続けられたのはこの本のおかげであるという気もしなくない。 「禁煙セラピー」の大意はこうである。 「タバコは麻薬であるから、喫煙にはなんのメリットもない。リラックス効果や、集中を高める効果があるというが、リラックスと集中とは相反していて理屈としておかしい。錯覚に惑わされているだけである。だからやめたほうがよい。」 というようなことを、本1冊分語りながら洗脳してゆく、という手法である。 オレの場合、洗脳にはまったのかどうか知らないけれども、上の言葉を鵜呑みにしたから禁煙をしようと思ったわけではない。この本の何に影響されたかというと、たぶん禁煙のための「計画」に関する記述である。 「この本を読み終えるころにはタバコを吸いたくはなくなっている。5日程度で肉体的な苦痛はなくなって、3週間で精神的な苦痛がなくなる。しかしながら1本でも吸ったひには、たちまちその効果は消えてなくなるであろう。」 3週間は禁煙してみようと思ったのは上のことを信用したからに他ならない。 結果として禁煙をやめたわけだから「禁煙セラピー」の効果も程度が知れているともいえるし、1ヶ月は続いたのだからそれなりの効果はあったかもしれないともいえる。今となってはどちらでもいいことではある。 時を同じくしてオレはコンピュータアレルギーを発症したということは前に記録したが、症状としては手の湿疹つまり「手湿疹」という病名で、これは洗剤等を使った水仕事が原因でおもに主婦がなりやすい病気であることであった。そしてホルモンバランスの変化が症状に影響しやすいということもどこかに書いてあった。 この手湿疹の原因がわかったかもしれないのである。 あまりにも手湿疹の症状がひどいときに皮膚科がある病院を検索して診療を受けに行こうと思ったことがあって、クリニックを検索した。とある病院の診察種類に「皮膚科/アレルギー科」などと書いてあり、よろしくないところをいっぺんに診察してもらおうかとも思い他にどんなのを見てくれるのかとながめていたら、「禁煙外来」という項目も並んでいた。その診療方法について読んでみると、「男性ホルモン剤の投与」ということが書かれていた。 つまり禁煙では男性ホルモンが失われるから投与が必要で、裏を返せば喫煙で男性ホルモンが高まる、ということである。そして男性ホルモンの主だった成分の一つに「ステロイド」がある。皮膚の形成に役立つあのステロイド剤の「ステロイド」である。 つながった。 禁煙によって男性ホルモンの生成が低下し、ステロイドの働きが弱まると同時に皮膚も弱くなり、手湿疹という形で発病した。弱まった皮膚は電気信号のようなストレスに対してアレルギー反応を示しぴりぴり感を生じさせた。 この1週間ぐらい、喫煙を再開しているが、どういうわけか手湿疹はおさまりつつある。これこそ喫煙によって男性ホルモンが増え、ステロイドを生成する体内の機能が高まっている証拠ではないだろうか、いやそうに違いない。 喫煙の健康被害ばかり取りざたされ、まるで悪者のように扱われるようになったタバコではあるが、男性ホルモンを増加させる効果があるなら、男性ホルモンが少ないことで発症する病気の治療に役立つというメリットがあるといえるのではないだろうか。 そういえば最近、やたらと疲れを感じたり、テンションが上がらないと思うようなことがあったりしたが、それも禁煙の弊害だったのかもしれない。 というようなことを考えていくと、やっぱり禁煙をやめたのは正解であったという結論で間違いはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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