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マイクロソフトのWindows AzureとAmazonのAWSの両方のクラウドサービスを使ってみた感想としては、AWSのほうがよい。開発・運用する側の立場としてである。
ユーザから見た場合は、のっかっているシステムが期待通りの働きをしてくれて、支払っている金額分のサービスが受けられればいいだけだからどちらがいいとかいう議論は成り立たない。比較観点は開発側からしかありえないわけだが、取り回しのいいAWSに人気が集中するのは当然といえるかもしれない。 アプリケーションをパッケージ化してインスタンスに放り込むWebロールは「CLOUD SERVICES」に名前を変え、より一般的な位置づけのサービスになったが、新しいポータルサイトのアイコンの並び順は、「VIRTUAL MACHENES」に最上位の座を明け渡してしまった。 システム側からしてみたら、手の届かないところで勝手にアプリが動いている状態よりも、仮想マシンを立てて、ナントカをインストールして、その上にアプリを置いて、というような使い方のほうがしっくりくるのかもしれない。 個人的なことをいえば、「VIRTUAL MACHENES」が世に出る前(2012/06/07以前)のWebロールに取り組んでいたため、いまさらIaaSに戻りたくないという抵抗感はあったが、VMも使ってみればWebロールより数百倍も簡単で、SaaSの利点を差し引いても、その優位性を見いだせずにいる。 そもそもマイクロソフトのパートナー企業との繋がりがなければAzureという選択肢も生まれなかったところに営業の売り込みもあって採用するに至り、もうかれこれ3か月も評価しているけれどもその中で大規模なバージョンアップがあったりして、イチから設計をし直さなければならない危機に直面したり回避のために時間を費やしたりして、大分ふりまわされていることも、AWSに傾く一因であるともいえるかもしれない。 いずれにしても時間が経過し、Azureもこなれて枯れてくれば世に浸透してゆくのだろうし、AzureかAWSかというような戦いは繰り広げられてゆくのだろうけれども、サーバーを買ってデータセンターに置いて、というような道はほぼほぼ無くなってゆくものとは思われる。ルーターやNICといった言葉も、機材を指すものとしてではなくファイアウォールのような、概念としての使われ方になってゆくに違いない。 ネットワーク技術の概念は、何一つ理解していないわけだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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