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AWSのインスタンスがリージョンをまたがってコピーするのが極めて困難なことを知り、またイチからインスタンスを作り直すようなことを今日はしていた。
LinuxOSにapacheやMySQLを入れたりしてサーバーを構築する作業にもだんだん慣れてきたけれども、想像以上につまらないのは、構築してあたりまえというか、環境ができて初めてシステムのスタートラインになるわけで、そこにのっかるアプリがなければシステムとしての価値はない。環境を構築したところで、プラスのポイントになることがないのである。だからつまらない。 アプリにしても、そうとう画期的な仕掛けでもなければ、動くのが当然とされていて、クリエイティブなところはあまりない。それでも困難な仕事を瞬時にこなしたりするところは、プラスポイントとして誉められてもいい要素になる。 ひきかえサーバ構築は地味である。 いかに障害やセキュリティにつよくても、落ちたり侵入されたりしないシステムであることが当たり前だから、苦労して堅牢なクラスタを組んだところでだれも誉めてはくれないし、金銭面も含めその必要性すら理解され難いような特性を持っていたりする。 前の職場では完全な分業体制が敷かれている中で、専門性を帯びたそれぞれの役割を果たすことが求められていた。サーバーを構築する「インフラ」と、そこにアプリを乗せようとする「開発」は部署が完全に分かれており、どちらかというとお互いに対立関係にあったように思う。インフラはのきなみ男くさく、たまに女性もみかけたが、女のインフラはなにをしゃべっているのかさっぱりわからない人が多かった。女性の脳はインフラを説明するようにはできていないのかもしれない。これは女性蔑視というわけではなく特性を述べている。 その点開発チームは女性も多くインフラに比べると華やかなところがあり、言語障害のような男の開発者が多い中で、女性はシステムの挙動を擬人化したり、専門用語をかみ砕いたりすることに威力を発揮し、主にシステムを使う側とのコニニケーションに長けていたような印象がある。 今は完全な分業を敷くほど裕福な職場ではないから、開発もインフラも両方やらなければならないし、それを人に説明するような性質の仕事ものっかってくる。 開発に没頭する仕事は、グランブルーのように素潜りで深く潜っているようなイメージで、一旦入り込むとしばらく言語障害のようになる。 インフラは全体を見渡し完全性を求められ男性的で、それらを説明したり資料化したりするのは女性的ということで、本来は一人がくるくるといろんな役割をするのは非効率的なような気もする。とは思いながらも、合議制で意思決定が異常に遅いあの完全分業の世界にはもう絶対に戻りたくないという思いもある。 一人ひとりが非効率なのはトレーニングによって効率的になってくるけれども、組織の仕組みとして非効率なのはもう救いようがない。 このごろよく報じられている東電の経営体質の問題は、それを問題とも思わないところに病理はあり、JRやら郵便やら銀行やら銀行やらなんかも同様で、という話は長くなるからやめておくとして、そろそろ帰る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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