米国大統領選 番外編 (3)
米国大統領選 番外編(3)いよいよ、大統領選の投票日まで、1週間となりました。すでに記しましたが、2012年と16年の選挙における有効投票数は、1,260万票と1,200万票でした。それが今回は大幅に投票数が増え、1,500万票をこえるのではないかという状況になってきてのです。それだけ、今回はぜひとも投票する、しないわけには行かないと考える米国民が多数を占めていることになります。そうなんです。郵送投票も事前投票も大変な勢いで投票者が増えているのです。このうち、大統領候補のトランプが、2年前に居住地を移したフロリダ州で、夫人と共に投票を済ませたことが報じられた事前投票については、現在まだ報道がないのですが、夜明け前から長い行列ができる投票所があちこちで見られるという報道が相次いでいます。 そして、こちらはほぼ毎日到着数が発表される郵送投票については、月曜日26日現在で、早くも6千万票余が届けられ、受付けた旨が発表されています。投票日の1週間前に、既に前回の大統領選の半分を占める票が、各州の選管に届き受け付けられているのです。リアルの投票である事前投票と合わせれば、どのくらいになるのでしょう。しかも事前投票も郵送投票も、まだ1週間続くのです。凄いですね。最終的にどこまで伸びるのか。おそらく当日の投票を合わせれば、軽く1,500万票を超えてくることでしょう。トランプ陣営も必死になって、戸別訪問を繰り返しては、投票の勧誘に懸命になっているようですが、ここにきて寄付による選挙資金の額でも、バイデン陣営の受付額がトランプ陣営の2倍強となっており、広告の本数でも、トランプ陣営を圧倒していると報じられています。益々、バイデン圧勝の雰囲気が強くなってきています。実は、先日テキサスはトランプが強いので、さすがにここをバイデン候補が切り崩すのは難しいと書いたのですがm実は直近の世論調査報告によると、バイデン陣営がものすごい勢いで追い上げ、ついに僅か0,1ポイントの差ですが、ついにトランプ陣営を捉え、逆転したとまでは言えなくても、5分5分に持ち込んだのです。勢いは完全にバイデン前副大統領陣営にあります。大きく差が開けば、トランプも悪あがきは出来なくなります。