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北京五彩繽紛~Colors of Beijing

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2006.12.31
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カテゴリ:中国の日本人
中国は春節を一年の始まりにしているから、
特に12月の末になったところでそれほど慌しい空気を感じない。
だけれど、日本人としては、今年の汚れは今年のうちに落としておきたいし、
紅白を見ながら年越しそばも食べたいし、
「ゆく年くる年」の除夜の鐘の音を聞いて、感慨深い想いに浸りたくもあるのである。

ということで、知人のMさん宅にて年越し。
おいしい料理をいただきながら、紅白見ながら、みんなで一年最後の時間を過ごす。

にしても。
ホントウにわからないのである、日本の流行が。
この人誰?
びっくり
曲を聴いて、ふーんって状態が正直なところである。
DJ OZMAくらいは知っていたけれど、
日本国内での話題性がどの程度だったのかは今ひとつ理解していない状態である。
浴びている情報量が違うって、こういうことなのか。
情報と言えばW-insはいつの間にあんなに大人になっていたのだ!?
なんだかイケてるおにいちゃんたちが歌ってるなあ、
今年出てきたのかなあなんて思ってたら、
何!?これ、W-insだったの???びっくりって具合。
・ ・・年月が流れるのは速い。そして人間は成長する。
浦島太郎を実感する瞬間だった。しょんぼり

そして、中国生活生活に慣れてきたのだと実感するこんなことも。

NHKホールの舞台がちっちゃく見える。

日本にいた頃、紅白の舞台セットとステージ一杯のダンサーには
「やっぱり日本を代表する娯楽番組だものね」と納得していたのだが、
中国のテレビでコンサートやらなんやらをやたら見続けてしまったからか、
知らず知らずのうちに全然そんなふうに感じなくなっていた。
ともかくこっちのコンサートステージはでかい。
会場自体が1万人収容なんて結構あるので、比例してステージも自ずと巨大になる。
演出も、ステージ上に花火や煙が噴出すとか、とんでもない数の人海戦術だとか、
これでもか!って具合に派手さとにぎやかささを誇示する。
紅白は豪華は豪華なのだけれど、こっちのショーの、
頭が痛くなるくらいにまっ赤っかで金色って豪華さじゃないのである。
ライティングも白くて、ちょっと青い。あんまり頭は痛くならない。

ついでに、OZMAみたいな演出もない。
考えてみたら、この国ではあれは起こりえない。
生放送なんて画面の隅にテロップが出ているけど、
実際は検閲を受けた数分前の映像なのだから。


途中、日本から旅行でやってきた友人のU嬢とその同僚のNさん、Mさん宅に合流する。
彼女らがたどり着いて間もなく、日本の年越し。
しかし「ゆく年くる年」の演出は、年を跨ぐまでは厳かで静かなので、
ちょっとテレビから目をそらしていると、その瞬間を見逃す。

気が付いたら、テレビの中が急ににぎやかな映像に入れ替わって、
日本は年を越していた。急いで、あけましておめでとう!の乾杯。

そして1時間後、今度はチャンネルを
CCTVの雲南からの年越しコンサートの画面に切り替える。
中国を代表する司会者・李咏の細長~い顔の隣に
でっかいカウントダウンの時計があって、
1万くらいいると思われる屋外会場の観客と一緒に、カウントダウンを始める。
そして中国の2007年到来!時差1時間。一晩で2度おいしい。

テレビでは花火が上がり、ステージに仕掛けられた花火も火花を散らしている。
消防法に引っかかるもん、これはNHKホールじゃぜったいあり得ない。
それを見たU嬢はびっくりしてたが、続けて一言。
「なんか中国の方が一緒にカウントダウンって感じで、盛り上がるね~」。
そうそう、ここの国、賑やか好き。時に盛り上がり過ぎ。
それがウザいのも事実なんだけど。。。

実は、裏でやっていた、
湖南衛星テレビの「跨年演唱会(年越しコンサート)」が気になっていて、
チャンネルを変えさせてもらう。
夜8時から5時間と聞いていたからまだやってるんだろうと思っていたら、
なぜだか画面は10月に放送された「金鷹節」という
テレビドラマ大賞授賞式コンサートの再放送。
06年の超級女声が歌っている。
そしてここでも、ステージがでかい、ダンサーが多い、ライティングが赤くてぎらぎら。
やっぱ、中国にいるんだという実感を新たにする。

U嬢とNさんは、北京の年越しを楽しんでくれた模様。
かなり飲んで酔っ払っているせいか、U嬢は「また来年も大晦日に来る!」連発している。
日本とはだいぶ違うけど、結構こっちの年越しは悪くない。





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Last updated  2007.01.03 13:09:45
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