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北京五彩繽紛~Colors of Beijing

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2008.07.19
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カテゴリ:中国の日本人
オリンピックまであとわずか。

このところ日本から北京を訪れる友達が続いている。
それも本来中国にも北京にも何の関心も寄せていない人が来る。
そしてテレビ関係者が多い。
本人も
「まさか自分が北京に来るとはねー」と言うのだけれど、同時に
「オリンピックが始まる前に来ておきたかったんだよねー」と加える。

確かに。しょんぼり

オリンピックが始まったら、どんな不自由が待ってるかわからないし。
逆にそれを楽しみに来るという、
自虐的な味わい方もあるのだろうが。

しかし私はそんな状況下で来るのはあんまり勧めない。

こうした友達が来ると、こっちに着たばかりの自分が
何にびっくりしてたかを思い出すのに加えて、
すっかり目の前の光景が日常になって、
感覚が既に鈍磨してしまった自分を感じる。

ドアのないトイレにわあわあ言ってる友人に、
そんなことで驚いてちゃいけないよとか、
彼女を置いて混乱状態の交差点をつっきったり。

時間は人を変えるよね。そして時間が経つのは速いよね。

先週末東京からの友達と、
しばらく彼女のお世話を頼んでいたminatsuさん
羊肉はぶしゃぶをつっついたあと、一杯引っ掛けに一蔵に行く。

「北京から日本に戻ったとき、何に不自由を感じるだろうか?」という設問で
minatsuさん、
「完全帰国した人によれば、『大きな荷物を抱えていても
おいそれとタクシーに乗れなかったとき』っていうのは同感」

とおっしゃる。

確かに。

以前、急におなかが痛くなって、
水道橋から小竹向原までタクシーに乗って帰らざるを得なかったあのとき、

サイフも痛かった。ほえー
20分も乗れば、5千円くらい吹っ飛ぶでしょ。
ガソリン代が上がったとはいえ、
北京なら30元くらいか? 10分の一以下じゃない?

でも私の場合はこれだなあ。

突然誰かと集まってご飯が食べたいなあと思っても、
そう簡単に実行に移せないだろうこと。


仕事が忙しくて事前のアポがないと捕まる人間が限られる、
外での食事代が高すぎてひんぱんに声がかけられない、
職場や自宅がバラバラだと集まれる場所が難しい。


それが北京だと大体がクリアになる。

MixiやらSMSやらメールやらで「集まりたい!」と言えば、
知った人でも知らない人でもわらわら集まってくる。
ごはん代だって、高級とされる日本料理も
200元払えばそこそこ食べられる。
中華に関しては、日本のランチの金額で夕飯が、+ビールで満腹になる。
タクシーが帰りの足だから、終電の時刻なんて気にしない。


今回大人数じゃないと食べられない北京ダックだって、
一声かけたらそれなりの頭数になって、友達はびっくりしていた。


そしてホームパーティなんていうのも
日本に行ったらめったにできなくなるな。

週末、親しくしてもらっている某女史の自宅で引越しパーティーをやった。
日本人が十数人集まって、
午後3時すぎから深夜1時まで飲んで食べての大騒ぎ。
こんなのができるくらい広くて、防音効果のあるマンションを
東京で探すとなったらいくらくらいの物件だろう? 
おいしいものを食べて、馬鹿みたいにしゃべって笑って、
あー、幸せだー!赤ハートって思う。

別に日本がダメなんじゃない。
やっぱり帰るたびに、季節それぞれの風情があって、
細かいことまで気が利いていて、清潔で、欲しいものは何でもあって、
安全で、おねえさんはきれいで、

「北京に戻りたくないー!」と思うくらいいい場所なのは間違いがない。

どっちのほうがいいっていうんじゃなくって、
二つの場所は幸せを感じさせる部分がそれぞれ違うんだと思う。


私の友人たちはその辺を本能的に理解するのか、
単に日常に引き戻されるのがいやなのか、去り際
「北京って、意外といいよねー。帰りたくないよー」と残して帰途に着く。
それも“I shall return宣言”をして。

なので、この規制規制で妙にすっきりしすぎの、
不自由な風景が便利だけれど、空々しくて北京らしくない。
まあ、政治に、街の空気が左右されるのも北京らしい個性だけれど。





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Last updated  2008.07.22 14:27:24
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