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カテゴリ:中国人という人たち
8月になった。泣いても笑ってもあと1週間。
各国代表選手が続々北京入りし、 日本のメディアの本体も陣を構え始めたらしい。 日本に帰ると日本人から(変な表現だが) 「ホントに北京オリンピックはできるんでしょうか?」という質問を これまで何回も受けた。 「やりますよ」と答えるとみんな意外そうな顔をしていたけど、 この国はホントにやる気だってわかってたし、やれるということもわかっていた。 そう、何を犠牲にしたとしても。市民生活だろうが、経済成長だろうが、 やると言ったんだから、やる。 私はオリンピックが行われる街に住むのは初めてだから 他がどうだったかは知らないが、 多分、こんな緊張感が漂い、新しいお達しが次々出て、 なんか妙だなーって雰囲気の開催都市はそんなになかったんじゃないか? と思う。 表にかかるフラッグの数の賑やかさが やけに見えないところとかけ離れて、違和感がある。 以前から地下鉄は乗車前に荷物検査を義務付けられるようになったが、 今度はバスにも検査員が乗り込んで、カバンの中を調べるらしい。 液体とか説明しづらいものはタクシーかバスで持ち運ぼうと思っていたけど、 これじゃあ何にも運べなくなるじゃん。 めんどくさいなあ。 ・・・なんて思っていたら、過去に私、こんなエントリーしてました。 Sさん、Oさんが今旅行に出かけているかどうかは定かではない。 さて、今北京に住む中国人の間でこんな言葉が流行っているそうな。 「避運」。 “Be-Yun(ビーユン)”と発音するので、 「避(「乃」の下に「子」と書く)」つまり「避妊」と同じになる。 避とはそのもの“避ける”で、“運”は奥運会(中国語でオリンピック)、 つまり「オリンピック期間中の北京脱出」という意味だ。 今、あっちこっちでこの「避妊」、 あ、違った、「“避運”ツアー」が活況を呈しているという。 多く集客を見込んでいたオリンピック観戦ツアーは閑古鳥が鳴き、 エアラインも北京のホテルもがらんがらんで ディスカウントを始めたというのに、なんと皮肉な。 これだけ規制が増えて、商売もブレーキ、 街中警官と武装警察がうじゃうじゃ。 巷には、オリンピック会場は襲われる可能性があるという噂が流れ、 火薬物の見分け方の講習会が一般人向けに開かれたりするなんてことだと、 北京を出たくなるのも道理だ。 ということで、ついこの前までチケットを持っている中国人の話なんて 聞いたことがなかった。 しかしだ、しかし。 25日に第四次のオリンピックチケットが発売になると、 徹夜で5万人が行列するという凄まじさ。 ぎりぎりになって突然行きたくなったってこと??? わからん、さっぱりわからん。 中国人は本当にオリンピックを楽しみにしているのか? 知人の会社にはいまだに人気競技のチケットが調達できないかと 中国人から電話が掛かってくる。 そしてバスの後ろでは、携帯電話でチケットの話をする中国人がいる。 わからん。 といっているうちにも開幕式の時刻は刻々と迫っている。 日本人留学生Kさんに見せてもらったオリンピック開幕式“リハーサル”のチケット。 レシートみたいに薄い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.03 14:01:16
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